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2021/02/11

杉浦日向子さんの「江戸アルキ帖」を読みました。

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『江戸アルキ帖/杉浦日向子著・画(新潮文庫)』を読みました。
そして江戸の様子を描いた絵についても楽しませてもらいました。

この本の設定としては、日曜日の昼下がり、タイムマシンに乗って、のんびり江戸の町を散歩してみる・・その様子を杉浦さんの文と絵で表現する、というものでした。

杉浦さんのやさしい色合いの絵は、こちらの心にタイムスリップしたかのように江戸の様子が伝わってきます。

 

 

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「湯船」の絵がありますが、湯船っていうのはほんとうに“風呂付きの船”なんですね。
現在の湯船の語源になっているようですが、「水上銭湯」として存在していたものだということで、杉浦さん、その絵を描かれています。

ホラ貝の音がして、湯船のしらせがあり、湯気が立ちのぼる船がやってくる。
おもしろいじゃありませんか。
綾瀬川の岸に着いた湯船の様子を当時の風景と共に描かれています。
それを見たかった杉浦さんのわくわするような心持ちも書かれていて、とても愉快です。

 

 

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夜の江戸の様子や、子供達の遊んでいる姿、大人の女性しぐさ、物売りとそれを買おうとする人のその瞬間を切り取ったような絵。

楽しませてもらいました。

杉浦さんは、若くして現在の江戸で“隠居生活”に入りましたが、その後亡くなられてしまいました。
天国でも、江戸の時代で隠居生活をおくられているんでしょうね。

現在の忙しいばかりの東京とは比べようもない、心がのんびりとするような江戸が楽しめる本でした。

 

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