強烈なタイトル「現代日本バカ図鑑」を見つけ、読みました。
『現代日本バカ図鑑/適菜収著(文藝春秋)』をブックオフで見つけ、タイトルの強烈さと、帯に写る面々の写真を見て購入(^_^)、いやもう強烈なタイトルです。
この本で取り上げる人、どの人も私もバ・・カだと思う人ばかり。
何度も出てくる人もいて、何度も出てくるだけのことはある猛烈な人でした。
出てくる全員取り上げても仕方ないので、私が気になった人を何人かご紹介いたしましょう。
まずは、「秋〇康」。
『小太りの女衒(ぜげん)』と、一刀両断です。
私も以前に同様なことをこのブログで書いたことがありますが、右も左もわからぬ少女をだまくらかしてかき集め、不特定多数の男と手を握らせる。「女子高生の耳かきサロンと一緒だろう」と、ぶった切っています。・・同感です。
ほとんど性産業に働かせられていると言ってもいい状態だし、米CNNは、秋〇氏を「性的搾取に関与している」と視ているのです。
CDに「握手券」を附属させ、要りもしない同じCDを何枚も買わせる大昔の「紅梅キャラメル」的な商法は悪徳商法と言わざるを得ません。また、それに騙されるヤツもバ〇です。
続いては、「渡邉美〇」。
ブラック企業といわれる「ワ〇ミ」での七日間連続の深夜勤務、月140時間の時間外労働を強いていた女性が入社二ヶ月後に飛び降り自殺。
労災補償保険審査官が労災適用認定をすると、こともあろうに「労災認定の件、大変残念です。今度、バングラデシュで学校をつくります。そのことは亡くなった彼女も期待してくれていると信じています。」という考えられない発言をしています。
著者と同じく、私も初めてこの人の顔を見ただけで、怖ろしい顔だと思いました。悪行を積み重ねてきたことが、もろに顔に表われていました。
さらに「松井〇郎」。
大〇府知事時代に、世界に注目されるようなビッグイベントをつくっていきたい、と、大阪中をイルミネーションで照らすと言いだしました。
それだけでなく、仁徳天皇陵を電飾で飾るというアイデアを得意げに語っていましたが、宮内庁がどういうかわからないけど、中を見学できるようにして、世界文化遺産指定をねらう・・と、不敬とか無礼などという以前に発想が、どうかしている。常人ではない。
ついでに言うとその親分の「橋〇徹」。
沖縄の米軍司令官に対し、「もっと風俗業を活用してほしい」「性的なエネルギーをある意味合法的に解消できる場所は、日本にある。」と、言い放ちました。
アメリカが激怒すると、「風俗にはダンスやパチンコまで含まれる」と、あわてて話を急転換して誤魔化したが、逆にアメリカの怒りという火に油を注ぎました。
この男は、いつも、いとも簡単に前言を撤回し、そんなこと言っていないと、ひっくり返し、逆ギレします。どうしようもない人物です。それをありがたがってコメントを求めるメディアも最低です。
口から先に生まれたような、そしてその口から言ったことを言わなかったように素知らぬ顔ができるのが「〇坊治郎」。
あのヨット遭難事故のとき、「これだけ迷惑をかけて、口が裂けても『もう1回やりたい』とは言えません。」と言っておきながら、また行くんですよ、この男。
それも、そのことにふれられると、まぜっ返して、ふざけて、“スルリスルリ”とかわして逃げてしまいます。
今回のコロナ感染拡大についても、「 Go To トラベルは感染と何ら関係がないし、ましてや緊急事態宣言もおそらく感染の減少とは関係ないだろう」などと、メディアを通じて鼻でくくくっと笑いながら発言している。しかも、それを言う前後にまったく関係ない世間話を十数分挟んで、目立たないように笑いを誘っておいてから言うから手に負えない。
うまくだまされちゃう人がいるから、この人がいろいろなところに現われて、必死にコロナ感染拡大と戦っている人を混ぜっ返すのでした。
この本には、もっともっと様々な人が登場します。
何年か前の本ですが、現在の状態をすっかり言い当てていますので、気になったらぜひ見ていただきたいです。
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