グッドタイミングというか、バッドタイミングというべきか
そんな矢先、うちの家族に「マイナンバーカードが健康保険証として利用できるようになりますよ」という交付申請書在中の封書が届きました (・_・;
なんという“バッドタイミング”、“ポシャる”ことなんか印刷中には考えていなかったのでしょう。
そもそもマイナンバーカード取得は任意なのに、保険証がマイナンバーカードになるぞ・・と強迫観念を持たせて作らせようとする姑息な考えが良くない。
思いつきで保険証と絡めれば取得者は増えるという安易な考えの中に、システムがそれを受け容れられるのか、とか、準備、人員その他体制を整えられるか、時間的な制約は守れるのか、など・・ほとんど考えられていなかったと思われます。医療機関との調整もお粗末な状態だし、医療機関は“迷惑している”というのが実態です(^_^;)
素人にもこうなることはわかっていたが、わかっていないのは政府の上の方にいる“お爺さん達”だけだ。
マイナンバーは既に国民個々にふられているのに、なぜカードを作らせようとするのか、それはカード作成を請け負った共同企業体のうち何社かから与党に多額の献金があるからだ・・というニュースは大きく流れるかと思ったが、メディアのほとんどは“沈黙”している。
番号さえあれば、そして、やる気さえあれば国民のために様々なことに活用できるのにも関わらず、それについては取り組まない・・。なんとかしてカードを作らせようとする。
半年以上遅れて「10月までの本格運用を目指す」・・とのことなので、たぶん“目指す”だけだと思います。総務省は接待を受けるのに忙しくて仕事なんかやっている場合じゃないでしょう。
去年、コロナ禍の中、10万円の給付がマイナンバーシステムを使って出来る・・と政府は言ったが、実は入力されたデータを暗号化して自治体に配り、それを自治体が復号してから紙に印刷し、さらにマイナンバーは家族の把握も出来ないので、自治体職員が自力で住民基本台帳を調べ、紙で出力されたものを今度は手入力するという・・実際はマイナンバーシステムなんか使っていなかったことも、あのときわかった。新聞、ラジオなどメディアでもささやかに報道されていた。
だから小さな役場などは、その手間が紙の郵送申請の4倍も5倍もかかるので、「もうマイナンバーシステムを使うのはやめてください」と広報で悲鳴をあげていたのも記憶に新しいところです。
国民の多くにカードを持たせようとするなら、運転免許証のように「カードセンター」を作らなければならないでしょう。それを役場の市民課などに押し付けたら、さらにその出先に押し付けたらその部署の仕事自体が回らなくなるでしょう。それも、もう時間の問題となってきた・・。
すべてが「考え無し」の末に起こっていることです。
評論家の人などは、こういうことも書かず、マイナンバーシステムを使ってやれば簡単だなどと言っていて、お気楽なものです。
素人でもこのくらいは、ちょっと調べれば書ける、ということで書いてみました。
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