福島第一原発の処理水、海に流してしまうんですね・・。
標題の件、ほんとうに二年後に行うんですよね。
政府は13日、福島第1原発で増え続ける処理水の処分に関して、関係閣僚会議を開いて“海洋放出”の方針を正式決定してしまいました。
2018年から「地元の皆さんに丁寧に説明し、地元の理解を得た上で決定する」と言ってきたんですよねぇ、それはどうなったんですか。
麻生副総理が「別にあの水は飲んでも何ちゅうことないそうですから」って、ぬかし・・おっしゃいました。
ALPSの処理水、なるほど「安全なお水」なんですね。
では、2年後の海への放流までの間、その処理水を東京に運んで、国会議事堂、議員会館、霞ヶ関の各省庁のトイレなどの水はそれでまかない、“超安全な水だ”ってことを国民に見せつけてください。安全なんでしょう?!
なんなら飲料水でもOKですよ。いかがでしょうか。
米サイエンス誌では、「ALPSの処理水にはトリチウムの他にも基準値超のルテニウム、コバルト、ストロンチウム、プルトニウムなど、より危険な放射性物質が残留している」と言っていますが、副総理が言うんだから大丈夫でしょう。
飲んじゃってください。配下の財務省職員の皆さんも、職場ではペットボトルにでも詰めてお飲みになってください。
ボスが「飲める」って言ってるんですから!
政府、東電と全漁連の間に「関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない」という約束があったと思いますが、ほとんど説明という説明もせずに、傲慢にも放出を決定したから全漁連が怒ってるんですよ。ふつうの人にはこの事態は理解できません。
国民もこれだけ愚弄されて黙っていたらほんとうにおかしいと思う。
もうひとつは、コロナ・ワクチン接種の問題。
河野大臣は、医療従事者を最優先してワクチン接種すると言っていました。
でも、全国の医療従事者480万人のうち4分の1の120万人しか接種していません。
で、この段階で、自分が言い放ってしまった「4月から高齢者ワクチン接種スタート」という、ほとんど“ウソ”だったことの“つじつま合わせ”をするために、わずかばかりのワクチンを高齢者に回して体裁をととのえたつもりになっています。
なんですか、これ。
高齢者へのワクチン優先接種、全国で1000人ちょっとですよ。
これも国民を騙しているということではないですかね。
もうひとつ、コロナ関係。
大阪府知事は、緊急でない入院・手術の延期を呼び掛けています。
「不要不急の入院を控えるよう通知を出した」ってことですけど
これって病気でもないのに疑惑追及から逃れるために「不要不急の入院」をしてきたどっかの党の議員に対して通知しておいた方がいいんじゃないの?!
不要な入院をしていられるほど、市民は余裕ある生活なんかしてないよ、このコロナ禍で!!
もう呆れるばかりのことが日々起こっていますが、みんな怒らないねぇ・・。
だから、やり放題“やられて”しまうんだ。
私が怒っても痛くもかゆくもないでしょうが、怒りもしない、何も言わない人間に成り下がるのが耐えられないので、今回も書きました。
何度もいうけど、こんなことほんとうは書きたくないんだ。
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