力強い言葉や、目標が見えるような説明、安心する声がけが欲しい。
緊急事態宣言が延長されることになりました。
その時の首相の記者会見を聞いていたのですが、途中で我慢出来なくなってスイッチを切りました。「聞いても無駄です」
記者からは「国民は具体的な説明が聞きたいのです」と付け加えて質問がされていたのに、・・いつものとおり、いつもの調子でした。がっかり。
来月20日まで延長する、具体的にどういう状態になったら「解除」するのか、質問されても答えませんでした。
例えば、宣言下にある都道府県の感染者数が一日100人を切ったら・・などと、具体的な数値を言ってもらえれば、「ああ、120人になった、もう少しだ。今度の日曜に出かけるのはやめておこう」などと、普通の人間は思うのです。
毎日、数値の発表に固唾を呑み、なんとか頑張ろうとするのです。
それがわからないのです。困った人だ。
今まで休業要請をしていた映画館や美術館などについても、お客さんで誰も騒いでいる人はいないし、ぎゅうぎゅうに混み合っているわけでもない、なぜ休ませたのか、具体的に理由を言ってもいいじゃないですか、誰でもそう思うんじゃないでしょうか。
飲食業がギリギリの状態なのだから、何らかのルールを決めて、それに則って営業するお店を認める方向を模索してもいいんじゃないでしょうか。
オリンピックは“安全”“安心”な形で開催する。・・と、何度も何度もそればっかり言って、具体的なことはほとんど言いませんが、そもそも私たち国民が現在「緊急事態宣言下」にあるのです。
私たち国民は、“危険”で“不安”な中にいるのですよ。
入国者を減らしたと言っていますが、20万人が約10万人になっただけです。
10万人ですよ。
ただでさえ「水際対策」が大事だと言っているのに、10万人が百何十カ国から様々な変異ウイルスを伴う危険性を抱えてやって来る。
オリンピックが“安全”で“安心”に開かれるのなら、そのやり方で私たち国民をまずは“安全”で“安心”な状態にしていただけないですかね。
私たちを“安全”“安心”にしてから開催してください。
だって、“安全”“安心”な状態は可能なんでしょう?!
やってくださいな。
毎度毎度、怒りたくもないけど、怒りたくなるあの記者会見の説明姿勢。
とりあえず、テレビやラジオを破壊してしまう前にスイッチを切ることにしています。
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