「きらめくジャンクフード/野中柊」を読みました。
『きらめくジャンクフード/野中柊著(文春文庫)』を読みました。
例によってブックオフにて安価購入!
もともとは2006年に単行本として刊行され、2009年に文庫化されたものです。
この本では、ジャンクフードの概念は「色とりどりの雑多な楽しいもの」というイメージで書かれています。だから、表紙もそんな感じになっていて、私もその概念に賛成です(#^.^#)
著者はアメリカ人男性と結婚していたことがあり、その際にアメリカにも何年か居住していて、私の知らないジャンクフードのことについても書かれていました。
たとえば、「クラムチャウダー」。私にとっては、あまり“ジャンク”な感じはありませんが、アメリカでは、かなり“身近なジャンク”的なもののようであることが、わかりました。
それと、クラムチャウダーには、“二種類”あるということも知りました。
ひとつは「ニューイングランド・クラムチャウダー」。これは私たち日本人が一般的によく知っている、生クリームとミルクを入れて作るもの。
そしてもうひとつは、「マンハッタン・クラムチャウダー」というものだそうです。
生クリームとミルクの代わりに、缶詰のホールトマト、グリーンペッパー、ときにはケチャップもちょこって入れるらしく、ソーダクラッカーを添えていただくとのこと。
“ソーダクラッカー”って何だろう?!
はじめて知ったけど、マンハッタン・クラムチャウダーも美味しそう(*^_^*)
食べてみたいなぁ。
サンドイッチについても書かれていましたが、著者の友達のアメリカ人は、「サンドイッチにポテトサラダを挟んだりするのは変じゃないか!ぜったい変!!」と言われて著者は戸惑います(^_^;)
その理由は、ハムや玉子、ツナ、チーズなどは蛋白質で、パンという炭水化物との組み合わせはいいけど、パンとポテトは、どちらも炭水化物で、その組み合わせは邪道だというわけです。
私など、「うまけりゃいいんじゃないの」って思いますけど…σ(^_^;)
それに、ポテトサラダのサンドイッチって、うまいよねぇ~'(*゚▽゚*)'はずせないと思うんだけどなぁ。
というような面白いジャンクフードについての話題がたくさん書かれていました。
楽しくて、読んでいると“お腹が空く”、そんな本でした。
ごちそうさまっ!!
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