【南先生の玉手箱_0028_子育てについての研修会でのメモ 】
私の中学時代の担任で美術の先生の昔の資料やメモなどの文書を掘り起こして活字化する作業。
前回のこのコーナーでご紹介した、平成10年の「家庭教育学級・資料 -家庭における進路指導のありかた-(私自身をふりかえって)」という冊子は、けっこうページ数もあり、さまざまなことが書かれていましたので、それらをしばらくは徐々に活字化してアップしたいと思います。
で、今回は、「子育てについての研修会でちょっと話題になったこと、メモしてみました。自分はどうかなあ、勉強になりました」という長いタイトルのついたものです。
平成10年10月3日付けと冊子の表紙に書かれています。
以下、先生の文章です。
1.子どもの話しを聞いていますか。
何か話したいから、いろいろと言ってくるのです。聞いてあげましょう。
1.大きくなるまでは、甘えていいよ。
子どもにとっての母親は特に安全地帯なのです。子どもの存在をまるごと認めてあげましょう。
1.子どもの一言に今それどころじゃないからあとでねって何か身に覚えのあることのようですが、あとでは必要ないんですね。
1.子どもが話してきた時に、何よ、その言い方は、とか、先に注意とか文句など言っていませんか。
文句を言われたくて話す子はいません。
1.学校から帰った子の顔を見たら、おかえりって言ってあげるんです。
こちらが何も言わなければ、ただいまの声がなくてもあたりまえですね。
1.子どもに、お母さん、お父さん、私の話しちゃんと聞いているのって言われたことはありませんか。
自分の用件をやめてきちんと聞きましょう。
1.こうでなければいけないでしょうが、なんて親の立場で一方的に子どもに理解させようとしていませんか。
共に考えてやれるゆとりを持ちましょう。
1.けなすより、ほめて励まそう。
特に小さい時・・・ハイそうですね。
1.子どもはいずれ親の手を離れます。
まして、親の思うとおりにはなりません。でも、親や大人のうしろ姿を見て育ちます。
子どもの人生にとって、少しでもプラスにかかわっていけるように自分の人生を見つめていきたいですね。
※何かきりのいいところで10個あったように思うのですが、忘れました。
何か加えてみてください。
◎港の絵の下に書かれたコメント↓
海が好きで良く行きます。港に演歌や Jazz が似合う気がします。
山や樹も好きです。古い港のけしき、ちかごろ少なくなりました。
以上が先生の文でした。
この研修時のメモは、子を持ったことのある親なら、皆、いろいろと思い当たることばかりです。
先生、こういう資料を作っては「家庭教育学級」という資料の冊子に文を書かれていたのですね。
【Now Playing】 I Feel Like Smashing My Face In A Clear Glass Window / Yoko Ono ( Rock )
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