衆院厚生労働委員会で感染症対策分科会の尾身茂会長が述べたこと。
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が表題の委員会で述べたことについて、あらためてここでも書いておこうと思います。
〇“今の状況でやるのは普通はないわけだから”やるのであれば、開催規模をできるだけ小さくして管理体制をできるだけ強化するのは主催者の義務だ。
〇感染リスクを最小化することは「開催者」の責任。
〇人々の協力を得られるかが非常に重要な観点だ。
◎なぜやるのかが明確になって、初めて市民はそれならこの特別な状況を乗り越えよう、協力しようという気になる。
※国がはっきりとしたビジョンと理由を述べることが重要だ。
全部あたりまえのことです。
それを会長がわざわざ言わなくてはならないような状態に、今、なっているってことです。
《何のために開催するのか明確なストーリーとリスクの最小化をパッケージで話さないと、一般の人は協力しようとは思わない》
《何らかの形で考えを伝えるのがプロフェッショナルの責務だ》
とも発言されています。
半ば“あきらめ加減”でおとなしくしている国民。だからこんなにズルズルとやられてしまったのです。
『なんでオリンピックを「パンデミック下」でやらねばならないの』と私たちが今言わないでどうするんでしょうか。
ツイッターだってなんだって、今や国民個々人が発言・発信できる場があるじゃないか、と私は言いたいし、何度も言ってきた。
組織委員会は、8万人が参加予定だった大会ボランティアのうち、約1万人が1日までに辞退したと発表しましたが、相変わらず武藤総長は「運営に特段問題はない」としたんだそうですよ。
そうじゃないでしょ、なぜ1万人も辞退者が出ているのか、よくよく考えなければならないんでしょうよ。
各競技会場の医療責任者を務めることになっていた医師が辞退するケースが相次いでいることも本日報道されました。
そりゃそうでしょう、コロナウイルスによるパンデミック下、緊急事態宣言下で、なぜ開催しなければならないのか、それが説明されていないのに、そんなこと出来ますかっていうの。
ふつうの大人だったら誰もが最初に考えることを考えられない政治家の人達、政府の人達、国民は今、地獄の一丁目のバス停まで連れてこられています。
今、バスに乗せられてしまうと、『地獄の底』まで全員連れて行かれますよ、皆で声を上げた方がいい!
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