「B級グルメで世界一周/東海林さだお」を読みました。
『B級グルメで世界一周/東海林さだお著(ちくま文庫)』を読みました。
世界のB級グルメを求めて国内のあちらこちらで食べ歩く、というのが基本のこの本、キムチを食べたり、韓国おでんを食べたり、餃子のフルコース?を食べたり、ビーフン、チャーハン、エチオピア料理からロシア料理、フォンデュやスパゲティ、クロワッサン、パエリヤ、フィッシュ・アンド・チップスと、何だかんだと文句をつけたり、疑問符をつけたりして食べ進むのでした。
東海林さんの本って、いつもこのブログに書いてしまうのですが、書店でチラ見すると、なんだか面白そう!
で、買ってきて読み始めたときは、笑いながら読んでいくのですが、そのうち、いちゃもんのつけ方がだんだん理解出来なくなってきて、「もういいや」と、途中で投げ出し、あとは“流し読み”ということになってしまうのがいつものパターンです。
・・で、今回も。
バウムクーヘンの真ん中の穴について、「残念」と感じ、「この穴はズルだ」ということになり、“あげ底”ならぬ“あげ穴”だというわけです。
「ドイツともあろうものが“あげ穴”をするのか」って。
この「おもしろさ」がわからないのです。
この角度で攻めていっても、“面白味”も“可笑し味”も拡がらないと思うんだけどなぁ。
さっさと次の話題に行ってもらいたい、と思ってしまうのです。
フランスパンを切ったりせずに、長いまま端から食べていくのはどうだ!という話も、そんなことしたって何の話も拡がらないと思ってしまって・・年代の差でしょうか、まったくわからないのです、こういう展開が。
というわけで、今回もまんまと買ってしまったのですが、序盤は面白く読み、中盤で「?」となり、最後は流し読み、ということになりました。
でも、また東海林さんの本買っちゃうんだよね…σ(^_^;)
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