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2021/06/10

鳥飼玖美子さんの「通訳者たちの見た戦後史 -月面着陸から大学入試まで-」を読みました。

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『通訳者たちの見た戦後史 -月面着陸から大学入試まで-/鳥飼玖美子著(新潮文庫)』を読みました。

同時通訳って、この本にも書かれていましたが、一般の人達が意識し始めたのは、やはりアポロの月面着陸同時中継以来じゃなかろうか、と思います。
当時は、宇宙船内の様子が同時中継されるような環境になく、アポロからの船員の声がたより、のような状況で、・・となると同時通訳者の「画」しかたよりになるものがなく、通訳者達の顔が見えた瞬間だったのだと思います。

それまではこの本に登場する通訳者達は、GHQと日本側の間に立って“黒子”として存在しないかのように(むしろそれが求められる姿)、通訳していたのでした。

国際間の交渉等のときにも、常に“黒子”。

アポロ月面着陸同時中継以来、名も無き「透明な存在」から、同時通訳は、“英語を操るかっこいい”存在になったと思います。
私も子供心にそう感じました。

そして、この本には、同時通訳者として活躍した著者・鳥飼さんの様々な苦労話や、偶然の出会いから、その後の通訳者としての人生に影響を与えてくれた人たちの話まで、あまりにもドラマチックで、川の流れに乗ったように読むことが出来ました。

時代という川の流れに翻弄されたり、自ら意志をもって通訳者から大学で教える立場に“立ち位置”を変えたり、また、ラジオ、テレビでの講座を開設したときの時代のニーズに応えるように番組を作っていったお話も、興味深く読ませていただきました。

約400ページありましたが、あっという間でした。

ラジオ・文化放送でやっていた「100万人の英語」も、著者・鳥飼さんが関わっていたんですね。
中学生のときには私もお世話になりました。J.B.ハリス先生のことも書かれていましたが、とても懐かしいです(*^_^*)あの独特の語り口、思い出しました。

また、ラジオ・ニッポン放送で「BBC ザ・ビートルズ・ストーリー」を放送したときにも、当時DJだった亀渕昭信さん(後に社長)に招かれ、掛け合いでビートルズを語り合ったことを思い出されていました。

当時は東芝EMIが「ビートルズ・デビュー10周年企画」で大々的にキャンペーンを行っていて、ビートルズ熱が全国で盛り上がっていた時期でもあった・・と、書かれていました。
そうだったかもしれません。ビートルズ現役時代リアルタイムを逃した第二世代がビートルズを聞き始めた頃だと思います。・・私も第二世代…σ(^_^;)

最後には、著者・鳥飼さんは英国サウサンプトン大学大学院に入り、博士論文に取り組み、厳しい審査をくぐり抜けて博士号授与の宣言を受けました。
子供さん三人を抱えながらのアグレッシブな鳥飼さんの様子には読んでいるこちらも勇気づけられたというか、強く“力づけ”られました。

私も今後いろいろと勉強してみたいと思いました。
勉強したことは、このブログにもあれこれ書きつつ生きていきたいと思います。


【Now Playing】 空が青い理由 / 西村由紀江 ( PianoInstrumental )

 

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