日本は災害から逃れられない国だから
この休みに、記録的な大雨になるという予報が出ていて、大きな災害が起こらなければよいが、と思っていたのですが、ご存知のように熱海で大きな災害が発生しました。
映像を見ても信じられない光景で、胸が締め付けられるようでした。
すでに不確定情報ですが、事件現場のさらに山の上の方で、メガソーラー設置のために大きく樹木が伐採され、土がむき出しだった場所があり、その部分からは雨水等が地面に直接吸収され、現地方向に流れていたのかも・・という話も出ています。
開発で土が大量に盛られていたという報道もあります。
地形、樹木など環境を大きく変える開発等がこうした災害を生んできたことは、従来から知られ、言われてきたことです。
今回のケースも絶対に今後に生かさねばならないと思います。
さて、こんなことになり、前々からこのブログでも書いているように、日本は災害から逃れることは出来ない国で、「復興五輪」なんて当初言っていたことはどこかに行ってしまいましたが、福島のあとにも、熊本でも大きな地震があり、その後も豪雨での水害などが後を絶ちませんでした。
国民のため、災害復旧に国は全力をあげた方がいいのではありませんか。
あの土石流の映像を見れば、世界中が「それは大変だ、オリンピックどころではありませんね」と言ってくれます。言わないのはIOCだけでしょう。
「コロナに打ち勝った証し」として五輪を行うってのも、どこかに行ってしまいましたね。
「コロナに“打ち勝つ”証し」と、小狡くそぉっと訂正したりもしていましたが、姑息な人間のやるようなことです。
オリンピック開催には、「ワクチンが最終手段だ」と息巻き、自治体に接種券を配れ、会場や医師を準備しろ、企業には職域接種やるぞぉ、急いで準備しろ、と言っておきながら、「あれ?!ワクチンなくなっちゃいました」って、なんのための大臣なんだっ!
この大臣、自分の仕事は世間を騒がせることだと思っているらしいが、いい加減仕事をきちんとやれっ、と言いたい。
町内会長にやらせたって、在庫管理をきちんとして、命令系統もしっかりできると思うが、それ以下だと思いました。
とっとと、オリンピックをやめて、あの地獄絵のような災害地の復旧、また、今までの被災地の復旧に全力でお金を掛けて取り組んで欲しいと思います。
もちろん、オリンピックが無くなって感染拡大のスピードが落ちてくると思われるコロナウイルス対策にも万全に取り組んで欲しい。そのときこそ「安全・安心です」と、やっと言えると思いますよ。
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