「その言葉、もう使われていませんよ/日本語倶楽部(編)」を読みました。
『その言葉、もう使われていませんよ/日本語倶楽部・編(KAWADE夢文庫)』という本を読みました。
そういえば、最近聞かなくなったなという言葉から、えっ、もう使われていないの!っていう言葉など、たくさん載っていて、びっくりしたことが多かった本でした。
私が少し気になったものを挙げてみると
①ウェーティングサークル → ネクスト・バッターズ・サークル
野球で打席に立つ者の次の打順の選手が控えている丸く白線が書かれたサークルのことです。
私が子供の頃は、もちろんウェーティングサークルと呼んでいました。
幼い頃に後楽園球場で見た巨人軍の長嶋茂雄選手がサークルに入り、片ひざをついて、バットのグリップエンドに手を掛けて打順を待つ姿はまさにウェーティングサークルでのお手本のような“カッコよさ”でした。
サークルに入っただけで、大歓声がしたことを記憶しています。
②アベック → カップル
ためしに、ウチの子らに「“アベック”って知ってる?」と聞いてみたら、「なんだそれ?」と言われました(^^;)
③ビフテキ → ステーキ
私が小さい頃に、漫画を読むと(特に藤子不二雄先生の)、「ビフテキ」ってよく出てきました。
ステーキとは違うもので「ビフテキ」という特殊な食べ物があるのだと、ずっと思っていました。
大人になってからビフテキ イコール ステーキだと知ったのでした…σ(^_^;)
④アタッシュケース → アタッシェケース
これは私が自分の勤め先の職員が使うPCのシステムを作っている部署にいたときに初めて「アタッシ“ェ”ケース」が正しいのだと知りました。
ファイルに暗号をかけるのに、フリーソフトを探していて「アタッシェケース」という名のソフトを見つけたときです。
意外と皆、アタッシュケースと呼んでいるかと思います。
⑤はだ色 → うすだいだい、ペールオレンジ
今どきの色鉛筆などを買うと、「はだ色」なんて無いんだそうです。これも最近知ったのです。
人種問題的な観点から不適切だと判断されたんですって。
まだまだたくさん載っていて、「もう、自分でそれを変換できないよ」とあきらめたくなるくらいたくさんありました。
少しずつ覚えましょうかねぇ・・。
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