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2021/07/13

【The Beatles 研究室・復刻版】With The Beatles[A-4]Don't Bother Me

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2004年から2008年にかけて作成したホームページ「The Beatles 研究室」・・2009年リマスター発売後の一部追記も含めてのブログにての復刻版です。ほぼ当時のまま、そして復刻後追記も付しております。
今回は、ジョージ初めてのオリジナル曲が登場した、アルバム「ウィズ・ザ・ビートルズ」の「ドント・バザー・ミー」です。
20210713_beatles_photo_data_001

アルバム二枚目にして初めてのジョージ・オリジナル曲です。
フォー・セイルまでの四枚のアルバムでジョージ・オリジナル曲はこの一曲のみでした。

アルバム・ヘルプの「アイ・ニード・ユー」までは、ジョージの曲はジョンとポールには認められなかったということなのか・・・。
でもその間にジョージは、ジョンとポールの曲づくりから多くのことを学んだのだと思います。
アルバム・リボルバーの「タックスマン」以降はどんどんジョージの曲が取り上げられていくことになるわけですから。

そして、最終的にはジョンにもポールにもひけを取らないコンポーザーとしての実力も見せることになるのです。
ビートルズ解散後、最初に見事な成功を収めたのはジョンでもポールでもなく「オールシングス・マスト・パス」という大作を引っさげたジョージでした。

と、ジョージ・ストーリー的な話はここで終わりにして、この曲です。
けっこう「ジョージの駄目な曲でもそろそろ一曲取り上げてやるか」的な形でアルバムに入ったのでは・・という書き方をしているビートルズ本が多いです。

でも、私が聞くと、当時のビートルズらしいビートルズの曲のような感じがしますし、悪い曲ではないと思います。
名曲ではありませんが、途中のちょっと怪しい雰囲気の部分や、ジョン、ポール、リンゴの三人で生み出しているパーカッションのリズムも上記の雰囲気にさらにいい味を付加しているように思います。
さらにそれに合わせた、トレモロの効いたジョージのギターも面白い味を出しています。

聞いたところによると、コンサート・ツアー中に体調をくずしたジョージがホテルの部屋で一人書き上げた曲らしいのですが、「体調が悪いんだから、オレのことはほっておいてくれっ」という当時の気分も感じられます。
ジョンとポールの数々の名曲が自分の見ている目の前で紡ぎ出されるのを見ていて、「ほっておいてくれ」となったのかもしれませんが・・・。

結局、このアルバムの中でもビートルズ的雰囲気を醸成させる役割を担う、まあまあいい曲っていうところかな?ジョージ・ファンの人ゴメンm(_ _)m


〈追記〉2021/07/13

ここでは、ホームページ作成後に手に入った音源を聞いてみての印象をそれぞれにまとめてみます。

米・キャピトル・ステレオ盤では、他のアメリカ編集盤よりも“おとなし”い感じの音に感じます。
ジョージのダブルトラック・ボーカルは、被らずに、かなりはっきりと聞き取れます。
とてもオーソドックスな感じです。

米・キャピトル・モノラル盤は、ジョージのメイン・ボーカルの音がとても強調されています。
AMラジオ向けにはとてもいいミックスだと思います。
強調されるべき部分をはっきりとさせ、初めて聞いた人にも曲の良さがよくわかるようになっていると思います。

2009年リマスター・ステレオ盤は、米キャピトル盤ほどダブルトラック・ボーカルのジョージが分離されて聞こえません。
“おとなしい”印象は変わりませんが、全体に英国らしいしっとりとしたサウンドだと思います。

2009年モノ・マスター盤は、とても聞きやすく、音も一番破たんなく落ち着いていると感じました。
エコーやリバーブ、トレモロなどの残響音的な仕上げも“ほどほど”で、良い仕上がりだと思います。

英・アナログ・モノラル盤は、割とシャキッとしてクリアで気持ちいい音です。
ジョージのダブルトラック・ボーカルの音も米盤ほど分離されていず、心地よい感じのミックスだと思います。

英・アナログ・ステレオ・テスト盤は、ギターの音がとても生々しい感じです。
アンプで起こしているらしいトレモロの音もポワワ~ンと艶やかでいいです。

 

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