【日経新聞を買え/過去にあった人、過去にあった出来事について振り返る №1】
人生長いことやっていると、いろいろな人と出会い、いろいろな出来事に出くわします。
私も、昨年末から今年始めにかけて入院するようなこととなり、退院後は身体のことを考えて仕事を辞めることにしました。
今のところ時間もできて、人生を振り返るようなことをしてもいいのではないか、と考えて、今まで生きてきた中で、出会った人や起こった出来事を振り返ってみようと思いました。
思いつくまま、このブログ中でシリーズ化して(カテゴリーも設けました)書いていこうと思います。
まずは、今回のタイトルにもある「日経新聞を買え!」と言われた友人の話を思い出したので、それを。
その友人(男)は、小学校、中学校の同級生。
別々の高校に行ってからも、よく遊ぶことがありました。
私の家に来るときには、きれいな彼女や、可愛い彼女など、いつもいろいろなガールフレンドを連れて来ました。
ようするに“モテる”のです。
大学、そして互いに就職してからも草野球チームをつくったりして、そこでも仲良くしていました。
社交性もあり、仕事もよく出来ると思われた彼は、ヘッドハンティングで転職し、その後も仕事は順調のようでした。
ある日、東京で働いている彼から電話があり、「俺、昇進して今の会社で〇〇部長になったんだ。日経新聞に載ったから見てよ。」とのことでした。
「そうか、おめでとう!」と言って電話を切りましたが、その後メールが来て「日経新聞買った?!見てくれたの」と・・。
「いや、買ってはいないんだけど」と返信すると、さらに返信メールで「これが掲載された部分の画像だ」とPDFを添付して送ってきたのです。
「すごいね、良かった。ほんとうにおめでとう」と返信すると、「俺が日経新聞に載ったのがうれしくないのか、ちゃんと買えよ」と、またメールが。
「PDFの画像で確認できたから大丈夫だよ、送ってくれてありがとう」とさらに返信。
「ちゃんと記念に買って、とっておけよ」と、またメールが来て (・_・;
正直言うと、自分のことでも人のことでも、あまり昇進、昇格って興味がなかったのです。
そんなことばかり考えていると、自分の人生が台無しになってしまうような気になっていたところだったのです。
今も、その気持ちはさらにつよくなり、仕事を辞めてからも確信しました。
なんだか自分とちがう世界に行ったんだな彼は、と思ったという過去のお話でした。
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