【南先生の玉手箱_0041_月に一度届く情報誌からの“らくがき”】
私の中学時代の担任で美術の先生の現役時代の資料やメモなどの文書を掘り起こして活字化する作業。
今回は、平成15年2月27日の日付が入っている「らくがき 号外45」と書かれた冊子からの文です。
これが、先生得意の文字をくるくる蚊取り線香のように回しながら書いてある原文でして、何度読んでも、そのぐるぐるが追えず、数時間かけましたが、気持ちが悪くなってしまい、きちんと読めない。そんなこんなな中で、とりあえず掲載します。
以下、先生の文章です。
月に一冊届くうすい雑誌がある。教育関係他いろんな情報誌。時々、偶然めくったページにそうだそのとおりだと思うことや感動することがある。
毎日暮らしの中でたくさんの出会いがあるのだが、なかなかゆっくり考えたり話題にすることは少ない。
何か大切なことだと思っても、日々の流れの中でいろんな問題が意識の外に消えてしまっている。
それどころではないと言う暮しのリズムに問題が多い。
ゆっくり立ちとまってと思いながら、なかなかできない状況ではあるが、人に限らず生きることの意味について、現代の社会構造をつくって暮らしをリードしている大人社会にとって、日々子ども側からのメッセージに本当に対応しないと大変なことになる。
大変な状況をつくりだしている大人側の責任について、環境問題、命の問題など、誰もが同じ地球に住む、それこそバリアフリーの本当の意味をただ頭の中での知識理解だけではなくて本当に実行していくべきことなど、現代は特に危機的な状況あることについて本気でかかわりたい。
又、何か小さなことでも実行していかなければと、みなさんもきっと同じことを理解してくれるはずです。
お互いに生きている今、習慣とはおそろしいものですね。
あたりまえと思っていることの中はたくさんの問題が含まれていること、口でいうはできても実行できないことがあまりにも多い現代に、そう言えばどこかでニュースか何かで聞いたような、今日の雑誌の中にあったこのすばらしいメッセージ。
そして私たちは大人として特に責任があること。今実行しなければとりかえしのつかない状況にあることなど、そんなこと言われなくても分っているって言わないで何とか具体的行動をしていきましょう。
学校でも子どもたちは日々たくさんのサインを出しています。
まず今、目の前の子どもを最優先したいと思うことが多いです。
ECOの意味さえ知らなかった私です。
以上、先生の文でした。
悪戦苦闘でした。“クル・クル・クル・クル”文字が回転して書かれ、何度見てもどこがどこに繋がっているのかわかりません。
何時間掛けても繋がりがわからず、仕方なく写真のように赤ペンで渦巻き状に“なぞり”なんとか繋がりまではわかるようにしたのです。
したのですが、今度は句読点がほとんどなく、文の意味を理解することができませんでした。
さらに漢字も平仮名も、くしゃくしゃっと書かれていて判読が難しい・・ (・_・;
また、関係ないところで文字空けがあったりもして、頭の中が滅茶苦茶になり、苦心惨憺でした・・今までで一番・・。
なんとか活字化しましたが、たぶん30%くらいはきちんと出来ていないと思います。
力尽きました。
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