【誰とは言えないが、通夜でのお話/過去に会った人、過去にあった出来事について振り返る №24】
過去に会った人、あった出来事についての回顧文シリーズ。
人間、生きているといろいろなことに出くわします。
今回は、誰とは言えないが、上司のお母様の通夜のお手伝いをしたときの出来事をお話しさせていただきます。
何年も前のことでした。上司のお母様が亡くなり「通夜、葬儀の手伝いをしてもらいたい」とのことで、私、受付けなどのお手伝いをさせてもらいました。
通夜の日のことですが、受付けの仕事もすべて終わり、通夜振る舞いの席に「お手伝いの方もどうぞ」と呼ばれ、職場からも女性職員が通夜に来ていて、その場にいましたので、隣に座りました。
そしたら、上司の奥さまが麦酒片手に席を回っていて、私たちのテーブルに・・。
「お二人とも今の職場の方ですよね。いつもお世話になっております。」
と麦酒を注いでくださいました。
二人して:「いやいや、こちらこそたいへんお世話になっておりまして。」とご挨拶。
そしたら奥さま・・、
奥さま:「ほんとうに大変だと思います。毎日深夜までお仕事されているんですものね。土日もなく働くなんて過酷な職場ですよねえ。」
私:「へ・・?(深夜・・?土日・・?)」
同僚の女性:何も言わず、私の膝の上の手の甲を“ギュウゥ~~ッ”とつねりました。
私:「(はっ!!!)そ・そうなんです。いやもう忙しくて大変なんです。」
奥さま:何か悟ったように、ちょっと上を向き加減に“ふふん”という仕草。
「今後とも主人をよろしくお願いしますね。」と、別のテーブルに歩いて行かれました。
同僚の女性:「〇〇さんっ!(私のこと)、演技がヘタッ! 0点!! 奥さん、“カマ”かけてきたんですよっ!」
私:「面目ない・・ (・_・;、とっさのことで機転が利かなかった。」
というわけで、その上司、いつも職場で終業時間が来ると一番早く帰り、土日の出勤なんて全くないわけで・・。
ははぁ~ん。なるほどね。毎日夜はどこかへ行ってたわけね。しかも土日もどこかに行ってるのね。
そういえば、日曜日に私が落語を聞きに東京の寄席に出掛けたら、偶然、〇〇駅で降りて一人歩いてどこかに向かっているところ見かけたなあ、あのときもそういうことだったのね、と思い出しました。
男なんて騙しているつもりで、奥さんにはすべて“お見通し”なんですね。
そしていつ誰が自分を見ているかもわからない・・注意した方がいいですよ、・・ああ、私も含めてね…σ(^_^;)
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