【「自分の思ったとおりに反応しない者に逆上し、仕打ちをする人間」のお話/過去に会った人、過去にあった出来事について振り返る №16】
過去に会った人、あった出来事についての回顧文シリーズ。
今回は、前回の、朝に私の機嫌の良さそうな様子を見て気に入らず、ヘコましてやろうとする上司のさらに続きです。
あまりに酷いので、書いていて体調を崩す可能性がありますが、これがアップされれば何とか体と心が持ちこたえる状態で書き終えたということです。
またまた朝イチの話です。
前回、宝塚がくだらないという話に持っていこうとして、私が丁寧に説明したあと黙ってしまった上司。
また別の日の朝、テレビでラサール石井さんが「宝塚を見たけど、あれには色々な部分で深さがあって、感動してしまう」という話をしていた、というのを私が同僚の女性と話していた直後です。
どうにも我慢ならないという感じで、「来いっ」と言って、私をまた会議室に呼び込みました。
前回、自分が何の反論も出来ずに黙ってしまったことが余程悔しかったかもしれませんが、(そもそも朝の挨拶をニコニコしただけで、勝手に質問して答えただけで因縁を付けてきたのは上司です)その時点で逆上していて、声が裏返り、
上司B(前回宝塚についてディズニーランドと全く同じものでくだらないと言った人):あんたは仕事に関係ないことを事務室でしゃべっている。(私の心の中 → しゃべらせたのはあんたじゃないの)
もう許せない。執務室内では業務に関係ある言葉以外発してはならない。
発したら、絶対に許さない。
それから業務に関係がある会話でも、直接相手方に話しかけてはいけない。
第三者に「あの人に仕事上、これこれこういう話をしたいので、内容を伝えてほしい」と、常に第三者を通して間接的に話すこと。
これ以外事務室で会話することは完全に禁じる。
もうひとつ、あんたのところには、同業他市の担当者からたくさんの問い合わせなどの電話や、事務室に訪ねて来る人も多いけど(私の心の中 → それだけあんたと違って情報交換が出来ているってことだよ、あんたには電話も無いし、訪ねて来る人は飲み会の借金回収に他市の人が来るだけじゃないの)、その会話の中に一言でも業務に関係の無い言葉が入っていたら絶対に許さない。
わかってんのか、コゥラァッ!(私の心の中 → ヤクザ、ちんぴらの脅しだ)
私:わかりました。(私の心の中 → この事務所の№2が言っているし、どうせ№1と前日にでも話し合って、「やっちまおう」と決めたのだろうから、多勢に無勢だ)
ということで会議室を出ました。
上司以外にもう一人いる男性は私の部下ですが、上司側に完全に媚びているので、女性職員のみに簡単に、驚かない程度に話をして、これからはこういうことになると説明。
さらに、直後に他市の方が私を訪ねてきたので(誰だったかな、何人か来て状況を部屋の外に出て説明しました)対応。
他市の方から電話も掛かって来たので、「ちょっとかけ直します」として、部屋から出て携帯で仕事の話をしました。
だって、仕事の会話といっても、世間話も入りますからね、さらに逆上されたらたまったものじゃない。
それと、第三者を介して仕事の話をするなんて実質上出来るわけがありません。
・・それがねらいでしょうけど。 だから伝言で仕事の会話をするなんて、やりませんでした。
仕事の話はメールで上司に伝えるようにしました。
伝言ゲームでやっていたら永久に話は終わりません。
それからは、上司二人がいない時を見計らって事務室内では会話して、女性職員にはなるべく違和感を感じさせないようにしました。
また、同業他市の方には、外から携帯で話すか、直接他市事務所を訪ねて話をするようにしました。
で、逆上した上司、その日執務室内の席に戻ると、上司Bは上司A(所属長)に、
上司B:いやぁ、あの金魚釣りゲーム(スマホをその頃買ったばかりで、同じゲーム・アプリを二人で入れたらしい)、昨日は二匹釣りましたよ、あっはっはっぁ。
・・と、小一時間ほど会話していました。
※業務に関係ない話をするヤツは絶対に許すことは出来ないんじゃなかったのでしょうかね。
もっとも、この上司二人と二年間仕事をしましたが、二人が仕事の会話をしていたのを聞いたのは、二年間通算で30分くらいじゃなかったかと思います。
その時点が1月です。そこから三ヶ月間、私が異動で地元に帰るまでは地獄そのものでした。
上司の命令どおりにするということは、二人がいない時以外執務室内で何もしゃべれないということです。
電話に出ても、かけ直すと言って、外に出て携帯電話で話すことになりました。
来客があっても、ちょっと外に、ということにして、部屋から出て目の届かないところで話すことになります。
それから、私は精神的に苦しみ、おかしくなり、体調も崩しました。
女性職員の前では、明るく楽しく部屋で過しているように見せていましたし、同業他市の方と会うときも、今までどおり明るく振る舞いました。
でも、一人、仕事で外に出ると悪寒がして胃が痛くなり、数週間で下血に気付きました。
帰宅時も、帰りの地下鉄に永田町から乗ると、何もないのに涙が止らなくなり、どうしようもないので、ほとんど三ヶ月間は、平河町から有楽町まで何キロか歩き、その間に涙が引いてくるので、そこから電車に乗り、帰宅するようになりました。
帰宅しても、家族に心配かけてはいけないと、何もなかったようにしていました。
でも、夜は悪夢ばかり見ていました。
今、はっきりと言えるのですが、この上司の行為は、上司として部下にしていいことでないのはもちろん、精神的な暴行だと思います。
私は、精神的に傷害を受けました。
人としてやってはいけないことだと思います。
そして、二人は所属部署ではトップと二番目にあたるわけで、私が仮にどこかに相談しても、話はひねり潰されてしまうのは目に見えていて(だって、役付二人が打ち合わせして証言できるのですから)、さらに前回も書きましたが、場所は完全に隔離された東京の密室です。外部に漏れることもなく「長」と名のつく人は“王国”を築けます。
それも含め、こんなことをするのは人道上も人権上も許されないことだと、今でも感じています。
なんとか最後まで書けました。
仕事を辞めた今では、気の毒で、哀れな人達だと思っています。
そしてもうひと言。
「もう少し仕事をやった方がよかったよね、あなた達。」という言葉を二人に差し上げたい。
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