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2021/08/16

「絶望名人カフカ×希望名人ゲーテ 文豪の名言対決」を読みました。

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『絶望名人カフカ×希望名人ゲーテ 文豪の名言対決/頭木弘樹 編・訳(草思社文庫)』という本を読みました。

時代は違えど、対照的な二人の文豪の名言をテーマごとに“ぶっつける”というもので、あまりにも“裏・表”、“陰と陽”“明と暗”にはっきり別れた二人の言葉にあらためて驚く、というような内容でした。

たとえば、ゲーテは「仕事をしないのはよくない」といい、

仕事の重圧はいいもので、それから解放されたさきに心が一段と自由になって人生が楽しくなると言っています。
そして、仕事もせずに、ただ快適に過している人は“みじめ”で、天の恵みも不快に感じてしまうだろうとも言っています。

対してカフカは「仕事を辞められたら最高」と言い(^_^;)

仕事をほとんど片づけて整理し、もし永遠に戻らなくていいんだったら、たっぷり働いたあとでも喜んで屋根裏から地下室までのすべての階段をきれいに拭き掃除してもいい!
感謝の気持ちを込めて別れを告げるんだ!・・と、はりきっています。辞められるんだったら何でもやるぞっ・・みたいな(^^;)

しかし、『病気』というキーワードになると、ちょっと様子が変わってきます。

ゲーテは「病気になって落胆」と言っていて、

故郷の町が近づくにつれ、かつて意気揚々と希望を抱いて家を出たことが思い出され、いよいよ心が重くなる。と言っています。
私は、難破して帰って来た、そう考えると意気消沈した、とも言っています。・・意外。

で、カフカは「病気になって安堵」と言っています(^_^)

生涯最良の時は、喀血の後、療養のために田舎で過したあの頃だ、と。
いっさいから逃れられ、自由、手紙も来ない、病気に守られていた。・・病気になると、急に“プラス思考”です(*^_^*)

究極のプラス思考のゲーテが、逆に病気に対してはなんだか急に意気地が無く、マイナス思考の王者とも言えるカフカが病気に光明を見いだすのがおかしかったのでした(#^.^#)

二人の対照的な面白い言葉がたくさん載っているこの本、パラパラやって見ていると実に面白い本だと思いました。

 

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