「旅先のオバケ/椎名誠」を読みました。
『旅先のオバケ/椎名誠著(集英社文庫)』を読みました。
これは、椎名さんが世界中のいろいろなところに旅に出て泊まったホテルや、ホテルとは言えないような空き家、ツリーハウス、モンゴルのゲルなどで経験した怖い話、または過酷な環境、ひどい食事などの話をまとめたものとなっておりました。
特に怖かったのは、ロシアの極寒のホテルの夜の話でした。
深夜に隣の部屋で何人かで物を投げたり、大騒ぎしているが「注意したりすると殺される可能性がある」と注意を受けていたので、我慢してその夜は過した・・。
朝、起きて隣の部屋を確認しようとしたら、そこは階段で部屋は無かったという・・、ようするにポルターガイスト現象だったようです。
椎名さんは特に霊感などは無いとおっしゃっていますが、それでもそんなことは世界中を回っているとけっこうあったようです。
やはり国外で、滅んだ町の空き家に同行者それぞれが泊まれそうな部屋を探して泊まったときにも、深夜に犬くらいの大きさの男が入ってきた話が書かれていました。
夢だったのか、と思ったが朝起きたら閉めておいた扉が開いていたので、やはり誰かが・・などと自分だったら耐えられないような話も。
私も旅で泊まったホテルで、部屋に入った瞬間にゾクッとするようなことがありました。
部屋自体は、とても素敵なところだったので、記念に写真を撮ったら・・日本兵の姿が、逆さまに写っていたことが・・ありました (・_・;・・これはさすがに怖かった。
あとは、食べようとしても食べられないような料理を出す外国の食堂の話など、どうしてそんなところに行くのかな、などと思うのですが、椎名さんの冒険心はとどまるところを知りません。
それが楽しみで私も椎名さんの本を読むんですけどね…σ(^_^;)
今回も、怖くて、興味深くて、楽しめる話も入った本でした。
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