【南先生の玉手箱_0039_五十二年間を振り返ったあとのまとめ 】
私の中学時代の担任で美術の先生の現役時代の資料やメモなどの文書を掘り起こして活字化する作業。
このところずっと、平成10年の「家庭教育学級・資料 -家庭における進路指導のありかた-(私自身をふりかえって)」という冊子から抜き出して作業をしてまいりましたが、今回はその冊子の裏表紙に書かれていた「まとめ文」のような文章を活字化いたしました。
以下、先生の文章です。
好きです、長南。
自然環境に恵まれている地域に育つ子どもたちも幸せだと思います。
長南町には、暮しの原点がたくさん残っています。
いつまでも大切にしてほしいと思います。
今、人としてあたりまえであったことが大変な世の中になったように感じることが多いです。
自然環境に限らず、生活環境、社会構造など広範囲に、今、大人側の責任を感じるこの頃です。
今年は52歳、我々団塊の世代の責任も大きいと思っています。
子育ては自分の育った時のことなど、時に自分自身の昔を素直に思い出して、今も昔も変わらない子どもの良さを大切に、良き親、望ましい姿の教師になれるようにとりくみたいと思います。
年と共に子どもに教えられることの多いこの頃です。
今回は、私の自己紹介のつもりでこの資料をつくってみました。
昭和22年3月11日生まれ、ひとりの男の生き方と言うか、考え方や性格など参考にはならないと思いますが、52年間生きて現在までの何かが伝わるかと思って、自分の育ちかたなど人生ちょっとふりかえって書いてみました。
以上が先生の文でした。
やはり五十代はじめの頃って、いったん自分の生きてきた道を振り返るような時なのかもしれない、と思いました。
仕事で言えば、最後の仕上げに突入する頃だし、家族の事もとても大事な時期にあたる頃ではないかと思います。
今回の冊子は、南先生から既にいただいていた資料やメモに追加して割と最近いただいたものでした。
先生の子どもの頃から50代に至るまでの様子を知ることができて、生徒としても色々考えながら書かせてもらいました。
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