【祖母と伯母が見た人/過去に会った人、過去にあった出来事について振り返る №35】
過去に会った人、あった出来事についての回顧文シリーズ。
今回は、私自身のことではなく、祖母と伯母の話です。
祖母(父方、私は実家で一緒に住んでいた)と私が茶の間にいた時のことでした。
私は中学生くらいだったか・・記憶が曖昧。
祖母は、「あっ、〇〇どん(屋号)のばあさんが来た。」と立ち上がりました。
縁側の方向を見ていたので磨りガラス越しに、茶飲み友達のおばあさんが歩いてきたのが見えたようです。
玄関まで出た祖母。
「あれっ、いなくなっちゃったよ。」「あ、いたいた。おおい、なんで行っちゃうんだよ、ああ行っちゃった・・。あとで行くからさあ!」
と、追いかけて行ったけどスタスタと友達のおばあちゃんは歩いて道路に出て行ってしまったらしく、あとでこっちから行くよと声を掛けたのでした。
それから数時間後、うちに来た茶飲み友達のおばあちゃんが亡くなったという知らせがありました。
うちに来たと思われる時間は危篤だったようです。
仲の良かった祖母に最後に会いに来たのだと思われます。
私はそのとき実際に玄関まであわてて出ていった祖母を見ています。でも、私には茶飲み友達のおばあちゃんは見えなかった。
祖母は、「あそこにいたのに見えなかったのか」と、その時私に問いただしたのでした。
もう一人、今度はその祖母の娘。私の伯母で、同じ町内に一人で住んでおりました。
伯母が事件のあったその日に我が家に来て語ってくれた話です。
早朝4時頃。
玄関の扉を叩く音。
あわてて起きた伯母が玄関に出てみると、これまた仲良くしていた茶飲み友達のおばさんが立っていたとのこと。
そのおばさんは、何もしゃべらずに、ただ黙って立って伯母を見つめている。
「どうしたの」と伯母が聞いても何も応えない。
そして踵を返すようにして、すたすたと表通りに歩いて行ってしまった。
伯母は、「お昼前にそっちに行くよ!」と背中に声を掛けたとのことでした。
そして、約束どおりそのおばさんの家に行ってみると・・。
そのおばさんは亡くなって、家族に囲まれていたとのことでした。
おばさんが伯母の家にやって来た朝4時頃は、やはり危篤だったと家族の方が教えてくれたそうです。
親子でとてもよく似た経験をしたわけです。
そして、どうやらその親子に伝わった霊感的なものは、私にも伝わったようです。
今までのブログの中で、私の数々の不思議な体験を書いてきましたが、まさにそんな感じです。
遺伝するのでしょうか。
私の霊的な体験については、まだいくつもあるので、今後またこのブログに書いていきたいと思います。
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