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2021/09/04

【The Beatles 研究室・復刻版】Beatles For Sale[B-6]What You're Doing

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2004年から2008年にかけて作成したホームページ「The Beatles 研究室」・・2009年リマスター発売後の一部追記も含めてのブログにての復刻版です。ほぼ当時のまま、そして復刻後追記も付しております。
今回は、アルバム「ビートルズ・フォー・セイル」から「ホワット・ユーアー・ドゥーイング」を取り上げます。
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この曲は日本でのみ、シングル「ミスター・ムーンライト」のB面でシングルカットされました。私も中学生の時、アナログ・シングル盤を買いました。どんな曲かも知らずに買ったのですが、最初の印象はこっちが恥ずかしくなるくらいわざとらしく、無理矢理なドラムのイントロとポールのボーカルというものでした。

でも、今聞くと、“イモ”に聞こえたリンゴの「ドンタカ・ドンタカタッ」というイントロが非常に切れが良くて、もうそこだけで、心奪われる感じです。ポールのボーカルも心臓の鼓動が聞こえるくらいドキドキする感じがして、今となっては名曲ではないが、バンドでやったら格好良いかもと思う曲です。

ジョージは12弦ギター、ジョンはJ-160E(アコースティック)を弾いていますが、特筆するほどの演奏ではありません。
最後のポールのベースのあおるようなフレーズがあざとすぎるという声も良く聞きますが、まあいいでしょう・・という程度のあざとさだと思います(自分が人前で弾くのは恥ずかしいかも)。

最後にリンゴのドラムですが、一時期、実は全編バスドラムと重ねてティンパニーが鳴っていると思っていたのですが、どうやらそうではなさそうです。
何度も聞き直してみたのですが、やはり鳴っていないように感じる。
以前の再生装置で聞いたときの錯覚だったのでしょうか。
でも、このバスドラムの音とピッチは素晴しいと思います。
それにハイハットの歯切れはいいんだけど、ちょっと“粘る”みたいな独特の感じはリンゴのあの団扇を煽ぐような叩き方がもたらしているのかもしれません。
やはりリンゴのドラムは最高!


〈追記〉2021/09/04

まずは2009年リマスター・ステレオ盤を聞き直してみました。
とても整った音になっていて、破たんが無いです。

続いて2009リマスター・モノ盤。こちらは非常にすっきりしています。エコーなどの効果はかなり“引っ込め”られています。驚くくらいステレオと異なっている。
逆にギターソロの音はかなり前に、派手目に出て来ます。

次は米キャピトル盤「ビートルズ Ⅳ」のステレオ版を聞いてみました。
これも大きく音が異なります。
いつも思うのですが、キャピトル盤は私にとっては気軽に聞くには一番聞きやすく、取っつきやすい音です。楽しい!
間奏のギターソロの音も“割れ気味”で、本来はよろしくないのでしょうが、AMラジオなどでビートルズを聞くのなら、こういう音が一番親しみやすいと思います。
また、アコースティック・ギターのカッティングの音はなんだか軽やかでやさしくて、ソロの音とは好対照で、それもいいと感じました。でもって、ベースはブンブンいってて、これもいい。

そして、同じく米キャピトル盤のモノラルの方も聞きました。
これもまた大きく音がちがっているから驚きました。最初のドラムだけの部分でも、異常なくらいエコーが掛かっています。
音質自体はかなり悪いと思います。ポールのボーカルもかすれているというか、つぶれている感じがします。クルマの中のラジオで悪いチューニングでビートルズの曲が掛かっているみたいな感じ。
ベースドラムもステレオよりも引っ込んでいる感じです。ギターソロの音はステレオよりも“割れている”。
ラストに来て、突然音質が良くなり、ギター、ベースの音がクリアに感じられ、盛り上がりをうまく演出しています。
全体から言ったら、けっこうラフな仕上げ方です。

ついでに、アルバム「ラブ」に入っているマッシュアップされているこの曲も聞いてみました。
ドライブ・マイ。カーのリズムに乗って、この曲が歌われるという仕掛けですが、バッチリですよねぇ。
これでひとつの曲になってしまっている。
最高にこの曲が生かされているみたい(*^_^*)
これはこれでとても良いと思いました。

 

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