そんなに甘くなかった新しい内閣の支持率。
岸田内閣の支持率が新聞各社等から出ました。
朝日新聞が 45%(菅内閣発足時は65%、安倍二次内閣発足時は59%)
毎日新聞が 49%
読売新聞が 56%(菅内閣発足時は74%)
共同通信社が55.7%
でした。
私が想像していた以上に低いという印象です。
読売は、菅内閣末期の31%を大きく上回ったと書いていますが、それは最低の状態だったのだから当然だろうと思います。
誰もが思っていた“ご祝儀相場”的な結果にはなりませんでした。“ご祝儀相場”がはたらいている上でこの結果なら、かなり重症と言えるかもしれません。
菅さんが首相になったときに、「令和おじさん」だとか「パンケーキおじさん」などと、どうでもいい歯の浮くような持ち上げ方をして、「人のいいおじさん」「叩き上げの宰相」などという“ヨイショ”的報道もありました。
でも、官房長官時代の菅さんの記者への対応などを見ていたら、そんなこと書く気にもならなかっただろうと当時思いました。
塩対応どころか、唾棄するような対応でした。こんな人が首相になったら、国民の声も聞かない、説明もしない、独善的な政治的振る舞いをするだろうとも思っていました。それも当たっていました。
岸田さんが首相になり、地元の岸田さん行きつけのお好み焼き屋さんにテレビ局が取材に行ったりして、「岸田さんはマヨネーズをよくかけていた」とニュースに流れていましたが・・そんな情報要りません。
視聴率が上がるだろうというくだらない情報、もういいかげんメディアは恥ずかしいという意識を持った方がいいと思います。
また、甘利さんの党幹事長をはじめとする過去にあやふやになったままの事件等の渦中にあった人達の起用も評価を下げた一因と思われます。
甘利さんだけに限っても、48%が評価しないと(※読売)答えています。
また、岸田さんの選挙区である広島の河合杏里元議員への1億5千万円支給の行方もそのまんまにするようです。
さらに、広島から選出されたということから、首相の発言は世界に大きくアピールできるチャンスなのに「核兵器廃絶」等については強い発信もありません。
広島の人達の中には、上記二件について不満を持っている人も多いかと思います。
これで選挙に突入するわけですが、さあどうなるのでしょう。
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