「日本語必笑講座/清水義範」を読みました。
『日本語必笑講座/清水義範著(講談社文庫)』を読みました。
ブックオフにて安価購入。
内容としては、1996年から2001年に雑誌等に掲載された清水さんの日本語や言葉についての文をまとめたものになっていました。
時代が古いものがあるため、ワープロ専用機の漢字変換についての面白さの記述などもありましたが、“今は昔”という感じで読みました。
気になったところというと、清水さんが原稿を書き、校閲の人がいろいろ指摘してくることの中に、たとえば「私」と「わたし」とか、「すばらしい」と「素晴しい」「素晴らしい」、または「受付」と「受付け」「受け付け」など、どれも間違いでない日本語を文中で統一したらどうか、ということがあるという部分でした。
私もブログを書いている中で、いつも迷うのです。
ブログ全体で統一した方がいいのか、それともその回だけで統一したらいいのか、さらにその場その場で使いたい表現があるので、バラバラでもいいのか・・と。
これについては、いまだ結論を出せないのです。
むずかしい・・。
もうひとつ、気になったのが、学校で子供が読書感想文の宿題をもらって“どう書いたらいいのかわからない”という相談を受けるとのこと。
私も小学校、中学校、高校と、読書感想文を書けと言われても、とても困った思い出があります。
学校では、その手法というか技術を教えてくれなかったですよねぇ。
それなのに、「本を読んだら感想があるだろう」と言われても、おいそれと感想文なんて書けませんでした。
今、こうして私がブログで1000冊に近い読後感を書いてきたのは、完全に自己流ですが、数をこなさなければ絶対に無理です。
そして、ある程度“手法”みたいなものも、この本に書かれていましたが、それはあくまでも基本的な、ある意味“なんちゃって”テクニックです。
はっきり言って、感想文を書けっていうのは“無理難題”を生徒にふっかけているようなものだったと、今の私は思います。
まずは本をたくさん読むこと。
そして、自分が深く感じたことを何度も思い起こして胸に刻むこと。
感想文を書くのはそれからです。
と、えらそうに書いてしまいましたが、長くなりましたので、今回はこのへんで。
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