「アップルの人/宮沢章夫」を読みました。
『アップルの人/宮沢章夫著(新潮文庫)』を読みました。
ブックオフで手に入れたのですが、書かれている内容は2004年頃から2007年頃のもので、けっこう今とはコンピューター、インターネット、OSなど、かなりITの状況は異なっています。
それこそ Mac を使っていること自体がクリエイティブな印象を持たれていた時代だし、当時はたぶん、まだまだ Mac 関連の雑誌もいろいろあったんじゃないかと思います。
iPodを買おうかどうしようかとか、ADSL回線の契約についての話題も出ていて、懐かしいというか、Windows95の騒ぎ以降で一番こういう関係が動いていた時期かもしれません。
アップルも、G5だとか、PowerBook、iMacなどを次々と出していることが読み取れて、ある意味“幸せな時代”だったような気がします。
わくわくすることが起こっていたわけで、当時の Mac はトラブルも多かった(文中でも次々と発生している(^_^;))と思いますが、それがなんかまた心ゆさぶってくれたのでした。
今から思うと「なんだかなぁ」という気もするけど・・(^^;)
著者の宮沢章夫さんは、劇作家・演出家・作家で、まさに当時のクリエイティブで、激動の世の中に生きている人という印象を持ちましたが、Mac を使いこなしながら、Mac な日々を楽しんで過されている様子が見ているようにわかる文章でした。
私もその昔、Mac を使っていたことがありますが、OSは・・「漢字トーク7」・・なんだそれ?って思うでしょう、そんなOSがあったんですよd(^_^o)
日本語変換は「ことえり」でした(*^_^*)
ハードディスク容量は 130MB です、えっ130ギガじゃないの?!って、ちがうよメガバイトですよ、よくそんなんで動いていたな、と思いますが、当時としては夢のような動きをしていました。
この「アップルの人」を読んでいると、アップルコンピューター好きな人は、「うんうんそうだ」「ああ、そこたまらん」みたいな気持ちになります。
あの懐かしい感覚を思い出したい方はぜひご一読を!d( ̄  ̄)
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