映画「人と仕事」を見て来ました。
十ヶ月ぶりに映画を見に出かけました。コロナ禍が昨年末拡大を始めたのと、年末・年始に私が急病で入院し、その後体調や世間の様子を見ていて、こんなに時間が経ってしまいました。
まだ宝塚等観劇も出来ていませんが、映画もこれだけ間が空いてしまい、映画がとても見たかったのです。
映画は、『人と仕事(HOW WE WORK , HOW WE LIVE)/2021年 日本 監督:森ガキ侑大 出演:有村架純、志尊淳』です。
もともとは、有村架純さん、志尊淳さん主演で保育士を描いた映画を撮ることになっていたのですが、コロナ禍で撮影は中止。
そして有村さん、志尊さんお二人が“役”ではなく、そのままの“自分”で出演して、このコロナ禍で保育士や介護福祉士、農家、看護学校に通う学生など、様々な人達にインタビューしていくというドキュメンタリーになっていました。
演出のようなものは、ほとんど感じられず、主演のお二人はインタビューしていく中で、このコロナ禍の社会とそこで生きる人、その人達の仕事について同時進行で考えていくような映画になっていました。
撮影途中、有村さんと志尊さんお二人だけで部屋に入り、カメラを回し、この撮影について話し合うシーンがありました。
二人とも、どうやってインタビューしたらいいのか、自分は何を考えながら相対するのか、何を見つけようとしているのか、そしてこの映画は自分達の仕事がどういうものなのか、あらためて考えることになったと互いに話していました。
私も見ていて自分の立場なりにいろいろと考えさせられることがありました。
こんなに長くなるとは思っていなかったコロナ禍、誰もが今の自分について思うことがあるのではないでしょうか。
人が生きて活動することの意味はなんだろうか、とか、仕事は人にとって、社会にとって何なんだろうということにも、あらためて考えることになりました。
こういう作品を映画として配給するということは、新しい試みのひとつだと思いました。
今後も、何らかの社会現象に対して映画という媒体を使って考察していくようなものが出てくるかもしれない。そんなことを思いました。
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