九十九里の地酒「梅一輪」の“ひやおろし”を飲んでみた。
以前、九十九里の片貝海岸に出かけたお話を書きましたが、そのときちょっと地酒直売所まで足を伸ばして買ってきたのが、この「特別本醸造 ひやおろし 梅一輪」でした。
「ひやおろし」って、お酒が冬に醸造されて絞られたあと、劣化を防ぐために二度、「火入れ」と呼ばれる加熱処理が行われるのですが、お酒を造る段階で、二度目の「火入れ」を行わず卸されるものです。
冬に絞り、春以降に保存する際に、「火入れ」を一度行って貯蔵。
そして秋になり、外の気温と、貯蔵庫の温度とが同じくらいになるころに出てくるのです。
常温を意味する「冷や」の状態で「卸す」ことから、『ひやおろし』って呼ばれるんだそうです。
冬に絞ったまま卸した「生酒」がフレッシュな味わいであるのに比べ、「ひやおろし」は一度火入れを加えた後に、貯蔵庫で夏のあいだ寝かせてあるため、時間によって程よく熟成されるんです。
絞りたての粗さが取れ、味わいがまろやかになり、味わい深さを楽しめる・・って寸法です(*^^*)
飲んでみると、やはり独特の“まろやかさ”とガツンと来ない熟成感があります。
飲みやすいけど、“深い”感じがなんだか身体に沁みてきて、うれしくなっちゃいますね(#^.^#)
この「梅一輪」も、“ひやおろし”で飲むと、とても味わい深く、豊かな晩酌になりました。
千葉県山武市松ヶ谷の「梅一輪酒造」、千葉ではお馴染みのお酒でした。
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