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2021/12/18

向田邦子さんの妹さんが書いた「向田邦子の青春」を読みました。

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『向田邦子の青春/向田和子編・著(文春文庫)』を読みました。
これもブックオフで手に入れたのですが、2002年8月第一刷となっていますので、約二十年前のものです。

この本にはかなり多くの向田さんの写真が掲載されています。
今まで見たことのないものが多く、向田さん二十代の頃のものが多くを占めています。
この本を読んで知ったのですが、向田さんは妹さん二人(もちろん著者の和子さんのものも)の洋服を親の服から仕立て直して作っていて、それも学生時代から作っていたようです。

自分の洋服も作っていたとのことで、それらを着こなしている、そして映画誌に勤めていたこともあったので、女優なみにポーズをとっていて、掲載写真だけでもとても興味深い本でした。

そして、妹の和子さんから見た向田さんの学生時代、そして就職してから私達の知っている脚本を書いている時代、小説を書き始めた時代の様子が書かれていました。

向田さんのファンは、芸能関係者、文筆関係者、業界関係者にも多いと思いますが、私のような「寺内貫太郎一家」などのドラマから入っていき、やがて「父の詫び状」などの著作を読みファンになった人もたくさんいて、妹さんの目から見た向田さんのふだんの生活する様子や、仕事に打ち込みながらも家族に接触している様子は、とても興味深いし、時には読んでいて涙が落ちそうになりました。

最後の方で和子さんが書かれていますが、向田さんの人生は50代に入ったところで突然飛行機事故というアクシデントにより終了してしまいました・・でも、その中身は70歳まで生きたくらいに濃かったと・・。

好きなものは好きといい、興味を持ったものにはずんずん突き進み、家族を思いやり、そして仕事から得たものに自ら感動し、さらなる未知の世界を求めて仕事をしていく姿には、今も心惹かれます。

向田邦子ファンの一人として、とても良い本に出会ったと思いました。

 

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書籍・雑誌その2」カテゴリの記事

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