「ぼくの旅のあと先/椎名誠」を読みました。
『ぼくの旅のあと先/椎名誠著(角川文庫)』を読みました。
この本は、2018年に刊行された単行本「あるいて行くとぶつかるんだ」を改題・加筆修正し文庫化されたものです。
椎名さんは、世界各国、そして日本国内も飛びまわって旅をしてきた人ですが、その旅の中で経験した様々なことについて振り返っている本でした。
椎名さんが行った昔の中国やロシアのビールがいかに“まずかった”か、その製造過程が想像を絶する劣悪なものであったこと、いろいろな国の国内便の飛行機がどんなにびっくりするようなものか、などなど、そのときには本当に大変な状態・状況だったのに、今になってずいぶんと落ち着いて書かれています、だからまた出掛けて行くんでしょうね、椎名さん。
それから、椎名さんが会社勤めだった頃の伊香保温泉社員旅行の騒動記は、私の若い頃の社内旅行と“ほぼ同じ”で、酒漬け、ギャンブル漬け、エロいこと漬けな旅となっていました。
椎名さんは懐かしがっているが、私は二度と行きたくないと思うような旅行でした。
また、各国の葬儀、遺体の扱い方についても書かれていましたが、これまた想像を絶するものでした。
「鳥葬」などは、私など、見たら気絶してしまうでしょう・・。
そんなこんなで、今回も椎名さんの旅というものは、何があっても突き進む、何があってもワシワシと物を食べる、そして何が何でも寝る場所をつくって眠る、そんな様子が描かれていました。
読んでいるだけで、旅の疲れが出ました(^_^;)
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