又吉直樹さんの「夜を乗り越える」を読みました。
『夜を乗り越える/又吉直樹著(小学館よしもと新書)』を読みました。
この本は、又吉さんが小学生くらいから中学、高校と進み、さらに NSC に入って芸人として活動して行く過程の中で「本」と、どう付き合って来たか、また読書が又吉さんにとってどのようなものだったのか、ということが書かれているものでした。
いちばん又吉さんがこの本で書きたかったことは、どんな人でも「本を読んだ方がいい」ってことに尽きるようでした。
又吉さんは、読書により「間違いなく視点が増える」と書かれていて、私もそう思います。
書かれていることが皆、自分自身に採用できるかと言えば、そうでもないけれど、「オレはこう思う」とか「それ本当?」とかいろいろ考えるヒントになるわけで、物事を見るという“視点”は間違いなく増えるということは言えると思います。
又吉さん、「視点が増えれば、問題も立体的になり、物事の本質に近づくことができる」とおっしゃっています。
私にとってもそれが読書の魅力のひとつになっています。
この本を読んでいると、後半に行くにつれて又吉さんの読書への“溺れ具合”、芥川龍之介、太宰治への“溺死”しそうなくらいの、“のめり込み具合”がわかります。
私はそこまで突き詰めて読書をしたことはありませんし、誰か特定の作家にのめり込んだことはないのですが、でもここ数年は年間100冊以上の本を読んでいる身の私、その気持ちはなんとなくわかるのです。
又吉さんにとっては、「本」と「お笑い」が、人生の大事な部分を占めているようで、誰もが自分を構成しているものとして色々挙げることが出来ると思いますが、私だったら・・「本」と「音楽(※ビートルズ含有率70%、ジャズ含有率25%)」そして「宝塚歌劇」にあたるのだと思います。
そんなわけで、本とは今後も深い付き合いをしつつ、その感想は、このブログでご紹介していこうと思いますd(^_^o)
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