椎名誠さんの「ワニのあくびだなめんなよ」を読みました。
『ワニのあくびだなめんなよ/椎名誠著(文春文庫)』を読みました。
前回、林家三平さんの伝記を読んで、最後のしんみりとする結末があったので、次に読むのは軽く楽しんで読めるものにしようということで、この本を選びました。
この本は、週刊文春の「赤マント・シリーズ」2004年9月~2005年9月に連載されたものをまとめたものです。
まあ、相変わらず誰も好んで行かないような世界の辺境に椎名さんが突入する話や、日本のあちこちで漁に使われる「ウキ球」を使った三角ベース野球大会に参加する話、いい歳こいたオッサンが椎名さん宅や、海辺の民宿で合宿・・といってもただ酒を飲んで飯をつくり、飲んで食べて騒いでを繰り返す日々というような話ばかりで(^^;)・・でも、それを読むのが私にとっての“くつろぎ”の時間です。
読書にも、集中して何かに挑むように読むもの、自分の好きな分野への知識を高めようとするもの、小説の世界に没入するなど、いろいろありますが、椎名さんのこのシリーズは、私にとってのリラックスタイムとなります。
今回は、泊まった宿で深夜に目が覚めると、裸の男が四つん這いになって足下にいた話が書かれていました。それも二夜連続・・。
どうやらこの世のものではなかったようですが(その後も出先の場所で不思議なこと、アクシデントに出くわしている)、そんなホラーな話題も時々出てくる椎名さんのエッセイ、リラックスできるようなBGMを流しながら、珈琲を飲みつつ完読いたしました。
残るものはなんだ!と言われると・・ほとんどありませんが…σ(^_^;)、でも心の中はなんだかウキウキするようなものが溜め込まれた気がします。
まだまだ椎名さんの本はストックがありますので、時々ご紹介いたします。
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