「広辞苑の中の掘り出し日本語」を読んだ。
『広辞苑の中の掘り出し日本語/永江朗著(バジリコ株式会社)』という本を読みました。
これもまた、ブックオフにて格安購入。
タイトルからして面白そうだったのですが、内容は意外と“地味”に感じました。
こんな言葉あるんかい?!というような、私がまったく知らない言葉や、ふだん使っている用法と異なるものが本来は正しい・・などというものが満載だと思っていたのです。
でも・・そうでもなかった。
真面目な人が読むと、「なるほどねぇ」っていう感じなのだと思いますが、私のようなちょっと“くせ者”には“物足りない”印象となってしまいました。
そんな中でも気になった言葉を少しご紹介。
【鎌親父(かまおやじ)】・・根性のまがったおやじ。
この「鎌親父」という言葉はまったく知りませんでした。
即座に思いついたのが、「千と千尋の神隠し」に出て来た「かまじい」ですが(^^;)、かまじいはそんなに根性はまがっていなかった・・。
この本にも書かれていますが、「鎌」の形状のように根性が曲がっている、ということなのでしょうね。
続いて、
【ぶいぶい】・・物を言いたてるさま。特に、不平や小言をうるさく言うさま。ぶうぶう。人にうるさがられ、きらわれる者。
昔、「ブイブイいわせる」なんて言い方がありましたが、それはむしろ“賞賛寄り”の言い方だったと思います。
本来は、「ぶうぶう」というブーイングに近い言葉だったのかと、今回知りました。
ということで、事例二件をご紹介しました。
気になった方は、探してみてもいいかもしれません。
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