沈黙したり、まるで何事もないようにしているということは、今起こっていることを許し、認めていることです。
ニュースを見たり、聞いたりすることがつらく、怖くなり、テレビやラジオのスイッチを入れるのを、ここ数日ためらうようになってしまいました。
「人道回廊」なんて言って、ウクライナが設けた待避ルートに露軍が砲撃したり、回廊の行き先が“そいつらから逃げようとしている相手方の国”だったり、無茶苦茶です。
どうやらあの悪魔のような指導者は、KGB時代の同僚だった人達を主要とする5人程度でインナーサークルのようなものを組織して、数人で様々なことを決断しているようです。
そしてそれを今まで支援していたのが、互いに持ちつ持たれつしている「オリガルヒ」と呼ばれる、やはり元KGBを中心とした大財閥の大金持ち達だそうで・・見事に揺るがない独裁・弾圧体制が構築されているようです。
ロシア国内で、「戦争反対」のデモなどをした人達は捉えられ、その人達をウクライナの戦場に送り込む算段までしているとのこと。悪魔よりもひどい所行です。
よく、歴史の話をして、「あのとき、誰それが誰それを討った」などとうれしそうにしている人をテレビ・ラジオやその他身近なところでも見かけますが、「今、それそのようなことが現実にウクライナで起こっているんですよ」と言いたい。
そしてその陰には、泣き叫び、殺され、家族はいなくなり、今まであった生活が跡形もなく無くなり、つらいおもいをしている人達が何十万、何百万人もいるということを、もう一度心の中で思ってほしい。
あなたが好きな歴史上の出来事の最中にも同様のことが起こっていたのだ、ということに気づいて目を覚ましてほしい。
今、その歴史の真っ只中にいて、私達はSNSというものを利用できるのに、自分の思いなどを伝えようとする人が少なすぎると思います。
また、何も“思い”が無い人が多すぎると思います。
黙っていることで事態は進展してしまい、取り返しのつかないことになるのは、“ついこのあいだ”だった第二次大戦でも同様です。
そして核爆弾が日本に投下された。広島・長崎は一瞬で数十万人の人が焼かれ、街は破壊されました。その他東京他何箇所も空襲で焼け野原になってしまいました。
もう二度とこんなことがあってはいけない、核爆弾は人類が人類に対して落とすものではない、それは世界の終わりだ、と焼け野原で気づいた私達日本人なのに、「核を共有しよう」という、これまた悪魔のようなことを言う人達がいるのを知りました。
小さな声でもいい、何らかの発言をしないと事態はどんどん進行してしまう。
今回言いたかったのはこのことです。
« 「広辞苑の中の掘り出し日本語」を読んだ。 | トップページ | 中1の時の担任の先生が書いた「短歌入門 -実作ポイント助言-」を読んでみた。 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 「夏彦の写真コラム傑作選 1 」を読んだ。(2023.09.08)
- マイナンバーカード返納する人が増えてわかったこと(2023.07.13)
- あのカードについて普通の人間でもこれくらいは心配する(2023.06.26)
- 「アガワ流 生きるピント」を読みました。(2023.06.18)
- ポンコツだけど怖ろしいカード(2023.06.14)
「お怒りモード憑依」カテゴリの記事
- 「巷談辞典/井上ひさし・山藤章二」を読みました。(2023.10.26)
- 「夏彦の写真コラム傑作選 1 」を読んだ。(2023.09.08)
- マイナンバーカード返納する人が増えてわかったこと(2023.07.13)
- ポンコツだけど怖ろしいカード(2023.06.14)
- トラブル続きのカードもシステムもいらない(2023.06.07)
「社会の出来事」カテゴリの記事
- 下重暁子さんの「自分勝手で生きなさい」を読みました。(2023.11.12)
- 椎名誠さんの「下駄でカラコロ朝がえり -ナマコのからえばり 5-」を読みました。(2023.11.09)
- 「泣いたの、バレた?/酒井順子」を読みました。(2023.10.29)
- 映画「ロスト・キング 500年越しの運命」を見てきました。(2023.09.29)
- 「ラジオ深夜便 新 珠玉のことば ~ラジオが教えてくれた名言100~」を読んでみました。(2023.08.21)
最近のコメント