[クルマのそっくりさんのお話]
先日、クルマについて少し書いてみたら、頭の中にあったクルマについての引き出しがパッと開いたような感じになってd(^_^o)いろいろ浮かんできたので書いてみようと思います。
今回以外にもまだ出て来そうなので、それも追ってアップしようかと考えています。
今回は、大ヒットするクルマが出たら、すかさず“そっくりさん”が登場するというお話です。
「ルーミー」と「タンク」、トヨタがつくったスズキ・ソリオとソリオ・バンディットです。
姿形はまるでクローン。
スズキが、あえて全幅を狭くし、駐車場などでの取り回しを良くし、しかも室内は広大でゆったり、走りもそこそこイケているという見事なコンセプトでつくったのがソリオです。しかもこれが売れた!
それをトヨタが黙って指をしゃぶって見ている筈がない (・_・;
見分けがつかないほど似たデザインとコンセプトのルーミーをつくり、おまけにスズキがソリオに用意した若者向けモデル「バンディット」の真似までして兄弟車・タンクをつくり、まるごとパクってトヨタの売り上げに貢献。トヨタの売り上げ上位車に急上昇です。スズキにはお気の毒としか言いようがない(>_<)
この現象は、かつてホンダがシビックのシャシーを使ってつくった「ストリーム」という小型車枠いっぱいの七人乗りワゴンが大ヒットしたら、寸法の1㎜単位までピッチリと同じくした「ウィッシュ」という七人乗りワゴンをトヨタが出し、あっという間にお客様を奪い取ったのと、とても似た現象となりました。
“世の常”といえば、そうとも言えるのかもしれません。人気が出れば、それに似たものがどんどん出て来て、元々はどれが元祖だったっけ?!と思っても誰も思いだせません。
そう言えば、あの“エラそうなフロント・グリル”の元祖は、「アルファード」ではなく、日産の「エル・グランド」だったと思います。
日産は完全に“母屋を乗っ取られた”状態ですね、一時はどこに行っても「エル・グランド」ばかりだったが、今やどこに行っても「アルファード」が、“ドデカい図体”で、駐車場の枠一杯に駐まっていて、我が世を謳歌していますd( ̄  ̄)
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