周りで使われていてよくわからない言葉をあらためて調べてみた。
私はよく“世捨て人”などと身内からも言われ、今流行っているヒット曲もほとんど知らないし、それを歌っている人も知らないし、SNS や若い人の間で使われている言葉についても、意味を知らないものや、使い方がわからないものが多いのです。
少しこのあたりで、その「謎」を解いておいた方がいいかもしれないと、日頃わからないままになっていた言葉について自分で調べてみました。人に聞いても笑われるだけだと思いまして。
では、ひとつずつ。
いきった → お笑い芸人などが使用しているのを聞きました。当然のことのように使っているが、なんとなく“こんな意味かな”と思いつつ過しておりました。
元々は関西方面の言葉らしいです。「いきがる」に近い意味のようです。関西では日常的に使われてきた言葉だそうですが、テレビなどで「皆、わかっているのが当たり前」のように使われていたので、もう関東圏でも普通に使われている言葉なのでしょうか。
たぶん、私は今後も使わないと思います。言葉が身体に染みついていません。
エモい → これもよくわからなかった。語感から感じたのは、「気持ち悪くて吐きそうだ」という意味かと思っていました。でも使用例をみていると、どうやら違うみたいです。
心地の良い懐かしさや良質なセンチメンタルに襲われたときに使う・・んだそうです。
ってことは、「エモ」っていうのは「emotional」の意で使っているのか・・。
これもたぶん一生使わない言葉だと思います。申し訳ないけど、使っている人って、およそ“エモーショナル”な感情とはほど遠い感じの人が多いという印象です。
ぴえん → ちょっと悲しい程度の意味ですよね。これはなんとなくすぐにわかったけど、小学生までなら使っているのが“可愛い”と感じられますが、いい大人が使うのは、幼児的でみっともないと思いました。
幸いなことに、テレビその他私に直接関係ないところで使われていて、私の周囲では誰も使っていないので安心して過しております。
“超チル”あるいは“チルい” → 心身がリラックスした状態 「chill out」から来た言葉のよう。USEN放送のチャンネルに「chill out music」というのがあって、それで「chill out」という言葉自体を初めて知りました。
チル・アウトなんて日常使っている人を見たことがありますか。なんか、あやしくて、キザで“浅はか”な言葉だと思い、無視することにしています。
バズる → これはものすごくよく聞く言葉でした。テレビ番組などでもコーナー名に使われているし、完全に誰もが知っている言葉、使っている言葉として使用されているのが確認できます。
インターネット上で爆発的に話題になる。SNS上で一挙に話題が広まる。・・そんな感じですよね、きっと。
語源は 「buzz」らしく、蜂や機械の「ブンブン」「ブーン」という音の意で、ざわめきや噂話、評判などをその音になぞらえているようです。
申し訳ない・・。これも“バカっぽい”ので使わないです。
言えば → これも関西のお笑い芸人、あるいは関東でもお笑い芸人がよく使っているのを耳にします。「いきった」と同じく、関西芸人から関東芸人へ、そして一般にも拡がっている言葉かもしれません。「言うなれば」という意味で使われているように思われます。
傾向として“安い”芸人・タレントが主に使っているようなので、これも私は使わないと思います。ごめんね。
というわけで、“世捨て人”の私として、今後使ってみようという言葉はありませんでした。
“ご静読”ありがとうございました。
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