残間里江子さんの「人と会うと明日が変わる」を読みました。
『人と会うと明日が変わる/残間里江子著(イースト・プレス)』という本を読みました。
この本もブックオフにて安価で手に入れました。2011年に発行されたものです。
残間さんというと、私は土曜日早朝のラジオ番組、文化放送の「大垣尚司・残間里江子の大人ファンクラブ」と、TBSのこれも早朝「生島ヒロシのおはよう一直線」などで、そのお声と、“歯に衣着せぬ”コメントを聞き、いつも思ったことを直球でぶつける歯切れのいい“しゃべりっぷり”に感服しています。
この本も表紙の写真の青空と海のようにスカッと書かれているように感じました。
内容は、子供の頃の苦労、そして学生時代もかなり大変だったようだし、最初の就職(地方局のアナウンサー)時のご苦労も書かれていましたが、でも、自分で様々な決断をその都度して、編集者などを経て企画製作会社を設立するまでのことが書かれ、その中でタイトルにある「人との出会い」がいかに重要なことであったのかが、書かれていました。
私の印象にある残間さんだと、人との出会いも一気に距離を詰めて、相手の懐に入っていくのかと思いきや、その距離のとり方は慎重というか、言い方を変えれば“臆病”というくらいの感じで、意外でした。
でも、そのくらいの間合いのとり方が後々の残間さんと出会った人達の関係を“べったり”ではない、濃密なものにしていく前段階なのだと思いました。
ある程度距離を置けば、どうにも合わない人からは離れやすいし、逆に向こうから興味を持ってもらえれば、向こうから距離を詰めてくる場合もある(田中角栄氏との出会いがそんな感じで書かれていました)。
また、あの山口百恵さんの「蒼い時」を製作・プロデュースしたときのことも書かれていて、その後百恵さん引退後も百恵さんから連絡が来たりしていることも知りました。
インタビューをするときなども、相手との距離感が実に大事なことなのだと、その考え方も書かれていましたが、とても参考になりました。
人は誰かと出会い、仕事、人生、趣味、その他様々なことの未来が開けていくのだということもあらためて思いましたし、私も人との出会いを大事にしようと自分に言い聞かせました。
私の今までの仕事や、人生の中でも「人との出会い」によって解決の糸口が見つかったこと、また落ち込んでいたときに慰められたこと、勇気づけられたことがありました。
この本との“出会い”も、いいものと出会えたのだと感じつつ読了しました。
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