[若者向け・・と言っておいて、年寄りにも売れるクルマ]
もともと日本では、ヴィッツという名で売っていたクルマのフル・モデルチェンジに伴い、アメリカで“売れ”、“ウケて”いたこのクルマの国外販売名「ヤリス」という名に日本も統一されたようです。
若者向けのちょっと“ヤンチャ”なルックスが若者に響くのかと思いきや、意外と60代前半の退職したばかりの年代の“若年寄り”に発売当初は、抜群の人気だったようです。
まだまだオレは若い、私はまだイケるのよ、といった“若ぶりたい”人達の願望が見事に結実した“初老カー”として、トヨタの思惑外の売れっぷりに、トヨタは逆にニンマリ(*^_^*)
1695㎜の全幅は小型車枠いっぱいの広さを取っていますが、乗ってみれば狭く感じるし、開放感はありません、荷物もそれほど積めない。
“若年寄り”にはちょっと不満が残るんじゃないかと思いますが、“若っぽい”ルックスでそれも相殺されてしまいます。
でもって、それが不満なら全幅を広くし、荷室も広げた「ヤリス・クロス」という「金なら、退職金ももらって少しあるけんね」という人達向けのヤリスも用意するという周到さがトヨタにはあります。
それも乗り込んでみると、なんだか穴蔵に入ったみたいで窮屈な感じがしますが、まあいいんです。
街を走っているヤリスを見て、若い人達も買い始めたみたいなので、トヨタは万々歳です!
クルマを見ていると、単にそのクルマ自体のデザインや性能だけでなく、社会構成との関わりを感じます。これは特にトヨタ車に感じるものです。
また勉強になっちゃった。
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