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2022/06/22

【The Beatles 研究室・復刻版】A Hard Day's Night[B-5]You Can't Do That

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2004年から2008年にかけて作成したホームページ「The Beatles 研究室」・・2009年リマスター発売後の一部追記も含めてのブログにての復刻版です。ほぼ当時のまま、そして復刻後追記も付しております。15年以上前の文なので細部の表現・事実についてはお見逃しください。
今回は、アルバム「ア・ハード・デイズ・ナイト」から、「ユー・キャント・ドゥー・ザット」を取り上げます。
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アメリカ公演から帰ってきて、おみやげとして持ち帰ったリッケンバッカー12弦ギターをジョージが早速弾いています。

この曲は完奏したテイクが4テイクで、しかも間に合わせにシングル“キャント・バイ・ミー・ラブ”のB面として録音され、このアルバムではB面最後から2曲目という最も目立たない位置に置き去り状態です。

なのに、なのに、ビートルズのジョンが作った曲の中でも屈指の名曲なのです。
あまりにヤクザなジョンの歌いっぷりがまたかっこよく、ポールとジョージがサビで絡んでくる部分などは、これ以上の愉悦感はないというほどのものを与えてくれます。

おまけに間奏のジョンのリード?ギターはリズムだかリードだかわからないようなワイルドさで、殴る蹴るのかっこよさです。後にもこの手の演奏は“ホワイトアルバム”の「ヤー・ブルース」や“アビーロード”の「ジ・エンド」でのギター合戦、トロントでのクラプトンを従えてのライブでも聞くことができますが、ワイルドなリードギターはジョンの独擅場です。

そして、忘れてならない、ブレイクでのリンゴのフィル・インはロック史上に残るものです。
リンゴはボンゴも叩いています、ポールはカウベルで応援、この頃のビートルズは才能が洪水のように溢れていて(特にジョン)、こんな名曲を目立たない場所に置いていても全く影響無しというおそろしい状態でした。
ビートルズ・ファンならこの曲を知らない人はいませんが、そうでない人もぜひこの曲をご堪能いただきたいと思います。
近年発売された米盤の「セカンド・アルバム」ではデュオ・フォニック(疑似ステレオ)版も聞くことができます。お風呂で歌っているようなエコーが効いてしまっていますが、なかなか迫力を感じました。


〈追記〉2022/06/22

時は流れ、いろいろな録音を今現在聞くことが出来ますので、聞いてみました。

アンソロジー1に入っているテイク。
ジョンの「ワン・ツー・スリー・フォウワッ」っていうカウントで始まります。
ポールのベースがけっこうパワフル。
ジョン独特のギター・ソロはまだ未完成で、ちょっと間が空き、迷っているような部分もあります。
ジョンのボーカルは手応えを感じつつ自信満々に歌っている感じ。

米キャピトル盤「セカンド・アルバム」に入っているもの。
疑似ステレオになっていて、缶の中に入って演奏しているような響きが気になります。
でも、いつも感じるのですが、米盤は“わくわく”するような盛り上がり感があります。

2009年リマスターのオリジナル・ステレオ盤は、安定のミックス。
ジョンのボーカルもはっきり聞こえ、過剰なエコーもなし。
ギター同士のバランスもとても良い。
バックのコーラスの音量・ミックス具合も“丁度いい”d(^_^o)

オデオンのレッドワックス・テスト・プレスもあったので、聞いてみました。
こちらは、バンド感がより出ていると感じました。
ギターのソロ時の高音部も“攻めて”いる録音のように感じました。
全体のまとまりも良いです。

2009年リマスターのオリジナル・モノラル盤。
こちらは、ジョンのボーカルもコーラス隊も非常に情緒豊かに感じます。不思議なことですが、“気持ちがよく乗っている”と感じるのです。ギターもそんな感じ・・。

1964年のハリウッド・ボウル・ライブの録音も聞いてみました。
ジョージのギターのつま弾きが素敵!
ジョンのギター・ソロもワイルドでなかなか良い。
ジョンもポールも興奮気味のボーカルが、臨場感がありとても良い。

上記と同じライブのモノラル録音。
ジョンのボーカルも演奏も前にグイグイ出てくる感じ。ギター・ソロも過激と感じるくらいのミックスで入っています。

BBCライブのボリューム2に入っているもの。
最初に司会者の曲紹介入り。演奏は、割と“一発録り”の雑な感じ。ボーカルも細かいことは気にしないで、どんどん進んで行きます。

正規版の「ライブ・アット・ハリウッド・ボウル」も聞いてみました。
全体に適度なリヴァーブもかかり、ベースの音もちょっとオーバー・ロード気味にミックスされています。
ジョンのギター・ソロはややジョージの奥にいる感じでのミックス。

米キャピトル盤のモノラルもあったので、聞いてみました。こちらは“ど迫力”。
ジョンがガンガン、グイグイとバンドを引っ張っている様子が伝わってきます。
リンゴのドラムもとてもパワフルで、さらにバンドをドライブさせます。
ジョンのギター・ソロは、音が割れても知らんっ!っていうくらいの力の入り具合いがわかる録音です。

 

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