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2022/07/15

「伝言/永六輔」を読みました。

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『伝言/永六輔著(岩波新書)』を読みました。
2004年2月の第一刷発行となっています。

内容は、「いまこそ伝えなければいけない言葉」を拾い、人々が暮らしのなかでつぶやいた智恵の言葉を中心に政治、教育、メディア、医療などについて語っているものです。

堅苦しそうだけど、内容はわかりやすく書かれ、時に永さんの“怒り”なども感じ、さらに優しさなども感じるという・・今の時代にはもうないような世界観の本となっておりました。

永さんらしいな、と思ったところなどを少し抜き出してみます。

香具師(やし)には、日本語の達人が多い。啖呵売(たんかばい)の言葉でだまされたって、怒ってはいけない。寅さんは品物を売るのではなく、言葉を売っているのだ。
・・というところです。

ついでに、

インチキもまた、言葉しだいで商売になる時代があったのだ。最近の政治家は、マニフェストという啖呵売をしている。
・・だって(^_^;)

禁煙しなくたって、いいけどさ。
タバコの名前を変えりゃいいんだよ。
《短命》、《心不全》、カタカナが好きなら《クモマッカ》とか。
・・これもまた苦笑いする人多数という永さんの面白いもの言いです。

もう亡くなってしまった映画評論家、淀川長治さんの入院見舞に永さんが行くと、ドアに淀川さんが書いた「貼り紙」が・・。

[このドアを開ける人は、笑って開けてください]
・・と。

永さんが笑いながら入ると、「あんたはいいの」と言われて、じゃ誰に?と訪ねると、看護婦(看護師)さんに向けて書いたんだそう。

看護婦(師)が部屋に入ってくるときに笑顔だと、どれほど患者がホッとするか。ということだったんですって。

永さんが帰りにナースセンターに寄って婦長(師長)さんに「看護婦さんがみな笑うようになったと淀川さんが言っていましたよ」と言うと、

「そうなんです。皆笑顔で部屋に入るようになって、淀川さん以外の部屋に行っても笑うようになった。看護婦が楽しげに仕事をしているように見えるので、病院全体がなんだか明るくなったんです。」
・・とのこと。

看護“婦”と原文に書かれているので、時代はずいぶんと昔のことですが、でも病院での笑顔はたいせつだと、あらためて私も思いました。

昨年、私が入院したときに、最初のうち看護師さんたちが、とても厳しい顔をされていたのを思い出します。・・それほど深刻だったのだと思います。

深夜に私の身体にいろいろセンサーがついていて、その数値が急激に落ちたのでしょう、部屋に入ってきた看護師さんたちが、私が眠っていると思い、ひそひそ声で私の深刻な病状についてどうしようかと悩みながら話している姿を薄目で見てしまいました。

あのとき、家族に何か書き記しておかなければと思い、翌日看護師さんにノートを買ってきてほしいと頼んだことを思い出しました。
その後も、看護師さんの表情にとても敏感になりました。

その後に私の命の恩人となった看護師さんが登場し、「絶対に元気になって家に帰るよっ!」「私の顔を見て、元気を出してっ!」と励まされ、生きて家に帰ることができました(*^_^*)

話が脱線しましたが、「いい話が書いてあった」ということが書きたかったのです。

以上、永六輔さんの「伝言」を読んだ感想でした。

 

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