「ヘンな間取り300」を読んだ・・見た。
『-思わずツッコミたくなる- ヘンな間取り300/ヘンな間取り研究会(イースト・プレス)』という本を読みました。間取り図ばかりの構成なので、“見た”とも言えるかもしれません。
これについては、何年も前にブックオフで買って、時々パラパラとページをめくってみる、というような状態できて、やっと読み終えたという感じです。
あまりに多い“ヘン”な「間取り図」のオンパレードに、疲れてしまい、長いことかかってしまいました。
異常に狭いうえに、長ぁ~い廊下のついたマンションや、三角形などの“異形”な部屋の“かど”がデッドスペースになっていて、なんだこりゃもったいない、みたいな部屋、トイレや洗濯機スペースだけ別室にあり、部屋を一度出なければならない物件。
タイトルどおり“ヘン”なものばかりなのです。
見ていると、だんだん「なんでこんなもの作ったんだ」とか「これを売るって、どういう神経してんだ」とムカムカしてきて、半分以上読み進んだときに、“うんざり”してしまいました。
世には“マドリスト”と言って、間取り図を見ているのが楽しくて仕方ないって人が多々いるようで、そういう人達にとって、この本は恰好のネタ帳となるのでしょう。
私は“慣れない”ものでパッと見て具体的な部屋の様子が想像できなくて、想像が映像として完了するまでに時間がかかり、それがネックとなって、なかなか読めなかったのでした。
それなりに面白がって読むことが出来ましたが、もう「ごちそうさま」ということになりました。
立体的な復元図と人が住んでいる様子のイラストなども添えてあると読みやすかっただろうなぁ・・それが最終的な感想です。
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