東海林さだおさんと椎名誠さんの「ビールうぐうぐ対談」を読んだ。
『ビールうぐうぐ対談/東海林さだお・椎名誠(文春文庫)』を読みました。
東海林さだおさんと、椎名誠さんの対談本ということですが、単行本としては1999年に刊行されたもので、その文庫化です。またもやブックオフ。
まあ早い話が、“どうでもいいこと”を“ああでもない”、“こうでもない”とお二人が話しているのを傍から見て面白がるという(^^;)本です。
対談する場所もいろいろで、銀座高級料亭では「なぜ高級料亭には生ビールがないのか」とか、「瓶ビール」が上位にいて、「缶ビールでは、いかんのか?!」などと(^_^;)くだらないことを論じ合っています。
屋形船に乗って、その意義を確認したり、芸者遊びをしたことのない二人が芸者さん二人に“遊び”の作法を教わったりもしています。ふたりとも途中から積極的に作法を覚えようとし、さらに気に入られるためにはどうしたらいいか、などと争って聞きだそうとしたり(^^;)もしています。
ラストの方では、かつての椎名さんが会社勤めしていた頃の上司で、爬虫類研究家の先生(私もテレビで見たことがある)に、男女の関係やそれにまつわる“強精”についてなど熱心に聞く二人( ̄O ̄;)
ずいぶんと勝手な精神分析論を掲げる大学の先生からも若い女性との出会いなどについて聞き出している (・_・;・・なにをたくらんでいるのか。
そして、先生も今じゃあ問題になるようなことを生徒と楽しんでいて、これ・・今じゃ発行できないだろうなぁと思いました。
最後には、椎名さんの本で挿絵イラストを主に担当している椎名さんの高校の同級生でもある「さわの・ひとし」さんが登場し、「妻以外の女性とつきあうことは、当然必要である」という論理(^_^;)から、「飲まない女性を最初からターゲットとしていない椎名さんは、80%の可能性を最初から捨てていることになるっ!」と、椎名さんを戒め( ̄O ̄;)、飲まない女性を“くどく”極意を伝授するのでありました。
それを身を乗り出すようにして拝聴するお二人(*^^*)
ま、そんな本でした。
でも、とても愉快な本、ということで、本日はお終いd(^_^o)
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