【南先生の玉手箱_0047_子どもは天才】
私の中学時代の担任で美術の先生の現役時代の資料やメモなどの文書を掘り起こして活字化する作業。
今回掘り起こす文は、「らくがき 大総 №1 18 4/5」と書かれていますので、たぶん先生が大総小学校の校長として赴任し、4月に父兄・教師あて、自己紹介を兼ねてコミュニケートしようとしているプリントの第一号だと思います。平成18年4月5日号なのでしょう。
以下、先生の文章です。
《子どもは天才》みんな仲よく 楽しい学校
誰もが子ども時代を経験しているのだが、大人になるにつれて自分の子ども時代を忘れてしまったかのような言動をとる。
子どもは自分らしさの中で精いっぱい素直な気持ちで表現をする。
不安や心配があっても目の前の事や物にまっすぐ心をひらく。
みんなちがった光り、輝きを見せている。
こうでなければと言う形式や計算なしに興味、関心を軸に嬉々として今を生きている。
どの子もみんな輝いているこの子ども時代。
大人だって同じ人間、本当はいつも嬉々として暮らしたい願いを持っている。
みんなちがってみんないい、その輝き、色や形は小さい子どもほどよく見える。
地域に生きる学校、どの地域にも同じように子どもたちが輝いている。
[こんな学校でありたい]
子どもたちが毎日わくわく登校し、先生や友だちといきいき学び、帰る時はにこにこして下校していく。
家庭や学校で、親、教師、地域の大人たちも同じ気持ちで暮らしたい。
以上が先生の文でした。
「今年度もこちらから一方的に発信します。コミュニケーションのつもりです。よろしく。」と、添え書きされている文がありました。
新しく赴任した学校で、これからの先生の“意気込み”が感じられる文章でした。
意気込みを持つことまでは誰もが異動時に感じることだと思いますが、こうして文章にして、定期的に自分の気持ちを発信していこうとする先生の行動力に、今も驚きます。
そして、先生は今も元気で、現在は8月末まで「横芝光町町民ギャラリー企画展」ということで、『南隆一・鈴木義雄二人展』を開催されています。
すごいなぁ・・。
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