「365日ビートルズ」を読みました。
『365日ビートルズ/藤本国彦著(扶桑社)』という本を読みました。
この本は、一年365日の「その日にビートルズに、あるいはビートルズ・メンバーに、またはビートルズに関連すること、さらに解散後のビートルズ・メンバーに何が起こっていたのか」ということを、365日分書き綴ったものです。
だから、時系列的にはバラバラで、ある日はメジャー・デビュー前のビートルズに関することが書かれていて、その翌日のところには解散間近のビートルズの出来事が書かれている・・というような具合です。
最初は、“あれれ”という感じになってしまいましたが、途中から慣れました(^_^)
むしろ時代がランダムなので、飽きることなく読めました。
私、ビートルズの楽曲を聞くことに関しては、すでにこのブログのビートルズ研究室のカテゴリーでご存知の方も多いと思いますがとても熱心にしています。
でも、細々としたビートルズ関連の出来事については、あまり関知していませんで、時々マニアの方から「あのとき、ジョンがこんなこと言ったじゃないの」なんて、見て来たように言う人には「へえ、そうだったんですか」と気の抜けるような返事をするばかりでした。
で、今回この本を読んで、「へえ、そうだったんですか」ばっかりでした…σ(^_^;)
1974年12月19日にビートルズ解散の法的合意書のサインがニューヨークのプラザホテルで行なわれ、すでにリンゴは署名済みのため、他の三人が署名するはずだったのに、ジョンが来なかった・・という話も初耳です・・お前はビートルズファンか?!と言われても、「だって知らなかったんだもん」とお答えするしかありませんが(^_^;)
それにしても、1974年だったというのも驚きです。実質上は1970年には解散していたわけですから。
怒ったジョージがジョンに電話して「クソったれなサングラスを外してこっちへ来い!」と怒鳴りつけたと書かれていました。
けっこう、こういうこと知らないと「そんなことも知らないの」とマニアに言われそうです(>_<)
ジョンはわけのわからない言い訳をして、その日に約束していたジョージのコンサート“飛び入り”という約束もなくなってしまったとのこと。
ようするに、このようなことがいっぱい書いてあるわけです、365日分。
まったく今までの私には気にも留めなかったことなのですが、知ってみれば、それはそれで面白いものだと考え直し、全部読みましたよd(^_^o)
今まであまり気にしていなかった「ジェーン・アッシャー」(※ビートルズ最盛期にポールの婚約者だった女性)も度々登場しています。
ジェーン・アッシャーの家の地下室でポールとジョンが膝突合わせて曲を書いている場面なども書かれていました。
今まで知らなかったこと、知ろうとしていなかったことも多数有り、とても興味深く読みました。
これからは、こういう事実も拾ってみた方が、楽曲を聞いたときの味わい、感覚なども変わるかな?とも思いましたので、今後は楽曲の解説・解析本以外にも、いろいろとビートルズ関連の本、読んでみようと思いました。
« 「行動することが生きることである/宇野千代」を読みました。 | トップページ | 1970年代から1980年代製産の国産車やギターが貴重だという話 »
「The Beatles」カテゴリの記事
- 休養中にビートルズの妄想をしました。(2023.03.23)
- 『The Beatles REVOLVER SUPER EDITION を聞く・第五回 REVOLVER EP を聞いてみた』(2023.02.09)
- 映画「ミスター ムーン ライト」を見て来ました。(2023.02.03)
- 『The Beatles REVOLVER SUPER EDITION を聞く・第四回 ORIGINAL MONO MASTER を聞いてみた』(2023.01.20)
- 『The Beatles REVOLVER SUPER EDITION を聞く・第三回 SESSIONS TWO を聞いてみた』(2023.01.03)
「書籍・雑誌その2」カテゴリの記事
- 糸井重里さんへのインタビューを中心にした「すいません、ほぼ日の経営。」を読みました。(2023.03.22)
- 「成毛眞のスティーブ・ジョブズ超解釈」を読みました。(2023.03.17)
- 太田和彦さんの「書を置いて、街へ出よう」を読みました。(2023.03.15)
- 「人智学・心智学・霊智学/ルドルフ・シュタイナー」を読んだが・・・(2023.03.09)
- 角田光代さんの「さがしもの」を読んだ。(2023.03.08)
« 「行動することが生きることである/宇野千代」を読みました。 | トップページ | 1970年代から1980年代製産の国産車やギターが貴重だという話 »
コメント