永六輔さんの「聞いちゃった! -決定版・無名人語録-」を読みました。
『聞いちゃった! -決定版「無名人語録」-/永六輔著(新潮文庫)』を読みました。
1984年から1995年に雑誌「話の特集」に連載された「無名人語録」と「沈黙は金曜日」その他から抜粋し、あらためて編集したものだそうです。
ようするに、ちまたで永さんが耳にした有名無名問わず、聞いちゃった話をどんどんメモ書き的に綴ったものです。
だから、そのお言葉の数々は“玉石混交”!!
けっこう今だと本に載せるのも“はばかられる”ような内容も多く、当時は大らかだったんだな、というのと、これを載せないということは、つまらない本になってしまう・・とも思いました。さじ加減が難しい。
そんな中で私好みな感じのお言葉をいくつか。
「あかの他人同士が起こす奇蹟、それが夫婦というものです」・・そんな気がする(^_^;)
「夫婦というのは、別れそこなった男と女のことです」・・それも一理ある(^^;)
「死ぬということにはベテランや名人はいません。死ぬのは、みんな初心者です」・・どうしても“へたくそ”で死ねなかったという人はいませんものねぇ (・_・;
などなどです。
あと、お役所に“ちくり”とやっていたのがありました。
「ノーマライゼーションによるゴールドプランのシルバーエイジ・アメニティライフをサポートするエルダースタッフの集い・・。厚生労働省関連で、そういう会があるんだけど、行く?」・・ってやつd(^_^o)・・いくわけねえだろっ!!
私も、病院の待合室や、その他買物に出かけたときなどに、耳に入ってくる面白い会話や、不思議な会話、理不尽な会話、独善的な会話、いろいろそのときには気になったりするのですが、如何せん覚えておくことをしていないので、今後はスマートフォンなどにメモして、このブログでも“面白いお言葉”などをご紹介しようかな、などと思いました。
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