「つい、そうしてしまう心理学/深掘元文」を読みました。
『つい、そうしてしまう心理学/深堀元文編・著(日本実業出版社)』という本を読みました。これもブックオフで見つけたもので、2010年に刊行されたものです。
人の「しぐさ」や「好み」には無意識の“ワケ”があるというものでした。
書かれていたことは、私も年齢を重ね、薄々気づいていたようなことも多くありました。
いろんな人に出会い、いろいろなパターンのしぐさなどを見てきたので、自然と身についたのかもしれません。
少し面白かったところをピックアップしてみます。
よほど自信があるのか、鏡に映った自分の姿に見ほれているナルシスト・・。
東京勤務時には、よく駅のトイレの洗面所でこのような若い男性を見かけました。
手洗いしたくて後ろに並んでいても、ずっと髪の毛をいじってなんども何度も自分の姿を点検していました。
いくらいじっても変わったようには見えないんですけど(^_^;)
この本では、誇大な自尊心の持主ということになり、自分へのまわりからの評価が気になり、劣等感も生じやすい・・らしいです。
でも、優越感を感じていたい、そんなことのようです。
次に、なんでも他人から教わろうとする心理について書かれていたところが気になりました。
Facebookのオーディオの集まりなどでよく見かけます。しょっちゅう「〇〇について教えてください」と書き込み、内容は具体的でなく、とにかく情報をもらう一方で、自分からは何も教えないし、そんな立場には立たないのです。
そのまま大人に成長すると、つねに受容的構えをとることになってしまうとされていましたが、・・いるいる、いっぱいいる。
最後に、私も若い頃によく友だちとの集まりで経験したこと。
30歳も過ぎてそれなりに貯えもできはじめると、集まった席上で誰も聞いていないのに、「この時計気になるだろ」なんて高級時計を見せる友だち・・何人もいた・・。
ワインのボトルを手に取り、ラベルを見ながら自らの知識を披露し、蘊蓄を語り出す友だち・・何人もいた・・。
休日に集まって飲んでいるのに、わざわざ取引先の外国人に電話して、皆の前で英語で笑いながらしゃべり始める友だち・・ひとりいた・・。
自分の社会的評価を「物」や「行動」で示そうとしたものというふうに書かれていましたが、そういうことなんだろうな、と思いました。
で、今やそういう人たちはとは一線を引いてなるべく関わりを減らしました。
もっと楽しい話がしたいのです。
というわけで、ちょっと古い本でしたが、気軽に頷きながら読んでしまいました。
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