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2022/09/26

外山滋比古さんの「老いの整理学」を読みました。

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『老いの整理学/外山滋比古著(扶桑社新書)』を読みました。
これもブックオフにて見つけた本です。2014年発行で、著者91歳の時に発行されたものです。

外山滋比古さんの著書は何冊か読んでいますが、これはもう晩年のものなのに、先生の意気盛んな様子がうかがわれます。

まだまだいろいろなことを知りたいし、執筆もしたい、人と会いたい、話をしたい、自分で食べ物もつくりたい、出かけてもみたい、人前でちょっとは威張ってみたい、なんなら喧嘩してもいい、笑って過したいという気持ちもある・・などなどお話は留まるところを知りません。

私も“老い”というものを考えねばならないような気がしてきましたが、先生は「あまり忘れることを気にするな」と言います。
今までいろいろなことを頭の中に記憶してきて、もう容量はあまりないのだ、だから忘れて新しいことを覚える領域を空けねばならぬということなんです。

そう言われればそんな気もしてきて(^_^;)昨日やおとといの出来事など少しくらい忘れたってたいしたことないや、と思いはじめました・・単純…σ(^_^;)

ひとついいなと思ったのは、

「“風のように読めば、たくさんの本を見ることができる”。そのどこかに、自分のもっている波長と合うものがひそんでいるかもしれない。風のように、さらりと読んでいても、自分の波長にあったメッセージに出会えば、“共鳴”という発見がある。」

というお言葉でした。

これは私にはぴったりの言葉で、すっと腑に落ちました。

「“風のように”読み、“風のように”考えれば、人間がひと皮むけるであろう。」

との力強いお言葉、胸に刻みました。

 

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