「まだまだ酔ってません/大竹聡」を読みました。
『まだまだ酔ってません -酒呑みおじさんは今日も行く-/大竹聡著(双葉文庫)』という本を読みました。・・これもブックオフです(^_^;)安かった・・100円。
十年近く前の本ですが、酒呑みの生態を知るには充分な内容の本でした(^^;)
著者の大竹さんは、出版社、広告代理店、編集プロダクションを経た後、フリーライターになられた方ですが、お仲間と共に「酒とつまみ」を創刊されています。
大竹さんのお姿は、たぶんテレビの「タモリ倶楽部」に出演されていたときにお見かけした記憶があります。
ま、無類の“酒呑み”であられる(^^;)ことには間違いない方です。
それにしてもこの本を読んで一番驚いたのは、酒、肴、店についてはその内容に深くふれていないことです。
どんな銘柄の酒が美味しいだとか、あそこのあの肴は逸品だとか、どこそこのお店の雰囲気がいいとか、そんなことにはほとんどふれていないのです。
それでお酒の本が書けるのか?!と、ふつうは思うわけですが、書けちゃうんですねぇ(^_^)
とにかく“呑む”行為と、飲み過ぎてどうなったか、ということが書かれているのです。
どこそこで誰かと飲むことになった、待ち合わせの時間まで、とりあえず飲んでいる、で本来の飲み会でまた飲む、さらにそのうちの誰かと飲み会後にまた飲みに行く、そのあとハシゴを二軒くらい、その人と別れて、今度はひとりでまた飲みに行き、気づくと終電が出てしまった・・、じゃ始発まで飲むか・・( ̄O ̄;)・・ということで朝の通勤時間帯に電車に乗り帰宅。
三次会、四次会のあとの記憶はなく、タクシーで帰ることもあるが、クルマに乗ったところの記憶はあるがよく覚えていない。
一緒に飲んだ人たちと何を話したかも後半はまったく覚えていない。
二日酔い状態の日がとても多く、それでも飲みに行き、飲んでいるうちに二次会くらいで二日酔いを克服し (・_・;エンジンが再始動するd( ̄  ̄)・・そんなことの繰り返しが、しつこいくらいに書かれているのです。
私には未知の世界です。
懇意にしていた方が亡くなられたことについてしみじみと書かれていますが、そうなれば故人を偲んでまた飲むわけです。
だから飲まない日はない。
無間地獄(天国?)の酒呑みおじさんのお話、読んでいて、自分はしっかりしようと思いました…σ(^_^;)以上です。
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