「天才アラーキー写真ノ方法」を読みました。
『天才アラーキー写真ノ方法/荒木経惟著(集英社新書)』という本を読みました。
これもブックオフで100円にて入手。
20年も前の本で、荒木さんは還暦を迎えた頃です。
とっても元気でバイタリティーあふれる様子が本いっぱいに広がっていました。
なんというかアドリブで、写真について、自分の撮り方について、そして撮っているときの周囲の人たちの様子、さらにスタッフとのやり取り、時代によってその時々のカメラの選択や整理の方法などを語ったものを文書化したという感じでした。
ほとんど酔っ払っているようであるが、でも被写体と向き合うときにはすごい勢いで迫っていくし、独特の感性が突っ走る感じがわかりました。
使用しているカメラの詳細については、専門家ではないので私にはよくわからないのですが、うまく使い分け、そのときのフィーリングを大事にしていること、カメラの特徴をどう捉えているのかということも書かれていました。
それに、ロケに出掛けるときには、かなり全体の量を減らしてコンパクトにしていることもわかり、実際に屋外などで撮るときには、カメラ一台のみで対峙し、バッグなどは持たず、身軽にして相手に威圧感を与えないような配慮をしていることもわかりました。
私のようなただの写真好きにとってもヒントになる部分が所々に有り、これからカメラを手に出掛けるときの参考にしようと思いました。
« 「ニホンゴキトク」という久世輝彦さんの本を読みました。 | トップページ | 「脳には妙なクセがある/池谷裕二」を読みました。 »
「趣味」カテゴリの記事
- 角田光代さんの「よなかの散歩」を読んだ。(2023.10.08)
- 「ジャンボ旅客機99の謎」という古い本を読みました。(2023.10.02)
- 伊集院静さんの「大人の男の遊び方」を読みました。(2023.08.14)
- 太田和彦さんの「書を置いて、街へ出よう」を読みました。(2023.03.15)
- アーティスト すずきらな さんの「1年でやりたい100のコト」にならって私も「1年でやりたい77のコト」をどんどん出してみた(#^.^#)(2023.02.11)
「オトナのグッズ」カテゴリの記事
- 角田光代さんの「よなかの散歩」を読んだ。(2023.10.08)
- 「カメラは詩的な遊びなのだ。/田中長徳」を読みました。(2023.09.15)
- 尾辻克彦の「カメラが欲しい」を読みました。(2023.08.25)
- 「だって買っちゃった -マンガ家の尽きない物欲-/吉田戦車」を読みました。(2023.08.04)
- 桂文珍さんの「落語的学問のすすめ PARTⅡ」という本を読みました。(2023.06.23)
「書籍・雑誌その2」カテゴリの記事
- 「しあわせのねだん/角田光代」を読みました。(2023.12.02)
- 「眠れぬ夜のラジオ深夜便/宇田川清江」を読みました。(2023.11.30)
- 加藤諦三先生の『どうしても「許せない」人』を読みました。(2023.11.27)
- 伊集院静さんの「あなたに似たゴルファーたち」を読みました。・・この文を書き終えたときに伊集院さんの訃報が入ってきました・・。(2023.11.24)
- 阿川佐和子さんの「あんな作家 こんな作家 どんな作家」を読みました。(2023.11.21)
« 「ニホンゴキトク」という久世輝彦さんの本を読みました。 | トップページ | 「脳には妙なクセがある/池谷裕二」を読みました。 »
コメント