【復刻版】Modern Jazz喫茶『 頑 固 堂 』⇒《Undercurrent / 1960》 Kenny Drew
十数年前に作っていたホームページ“Modern Jazz喫茶『 頑 固 堂 』”のブログ版復刻です。
取り上げているのは、ケニー・ドリューのアルバム、「アンダーカレント」です。
今回、再度聴き直して一部文言等を追加・修正いたしました。
Kenny Drew/p
Freddie Hubbard/tp
Hank Mobley/ts
Sam Jones/b
Louis Hayes/ds
①Undercurrent
②Funk-Cosity
③Lion's Den
④The Pot's On
⑤Groovin' The Blues
⑥Ballade
この1960年のアルバムには、新しい“風”を感じさせる勢いと溌剌さがあります。
ブルーノートのレコーディングは、ピアノ奏者のリーダーアルバムについて、トリオ編成でなく、管楽器を含むものが多いように感じますが、それは逆にリーダたるピアノ奏者の作曲・編曲能力が試されることになります。
まさに、その能力を発揮したアルバムと言えると思います。
“勢い”だけでなく、知的でセンスあふれるフレーズも随所でみられ、なかなかの作品に仕上がっています。
さらに、このアルバムの作品6曲は、すべてドリューの作曲からなっています。彼の作曲能力も非凡で、そして清新なものがあります。
このアルバムにダイナミックな心地良さを加えているのが、ハバードのトランペットとルイ・ヘイズのアクセントが効いたドラムです。
この両者の演奏も聴きどころだと思います。
全体に軽快感と、センスあふれる快作になっていると思います。
〈追記〉2022/11/17
このケニー・ドリューのアルバムについてブログでホームページを復刻するにあたり、再度聞き直しました。
上記、当初掲載の記事にあるように軽快感もあるし、とても“カッコいい”作品ばかりです。
そして管楽器が入ってくるタイミングも抜群だし、それぞれのフレーズも心地よいものがありました。
まさに「ジャズを聞いている」って感じがします。
いいアルバムでした。
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