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2022/11/11

【南先生の玉手箱_0054_入試おわる】

20221111_minami_data_001

私の中学時代の担任で美術の先生の現役時代の資料やメモなどの文書を掘り起こして活字化する作業。
今回は平成16年3月8日の日付が入っている「らくがき №46号」という通信文に書かれていたものです。
入試が終わったときの先生の感想のようなことが書かれています。


以下、先生の文章です。

<入試おわる>

中学生から合格の連絡が入る。もちろんおめでたいことですが、数は少ないがその反対もある。

どちらも体験は本人の問題ですが、私ごと過ぎた昔を思い出すこともある。
不合格のショックとは結構大変なものでありますが、あとふりかえってみると自分の道は自分が決める、その中で自分のらしさをどう磨いていくか、いつも思うことだが自分の気持ちひとつで明るくも暗くもなる。

そして自分で評価することが大切であって、他者との比較ではないことが多いのが人生と思ってきた。

いつも思うこと、また感じることは子どもたちは日々実に輝いてその可能性に限りないものがある。

自分も昔そうだったのだろうか、若いということだけでも大きな宝である。
十二日は中学校卒業式、それぞれのらしさがまた大きくはばたいてほしいものです。
大平地区の中学生のいろんながんばりが耳に入ってくる。
登下校の時にちょっとすれちがう子どもたちがこのところ、またひとまわり大きく見える。

「追記されていた文」・・・杉田先生ありがとう。4年2組を中心として大変お世話になりました。
お別れの会、少ない時間の中で子どもたちの気持ちのこもった様子をのぞかせてもらった。
お互いにいろんな出会いがある。
その偶然の出会いにどうかかわっていくか、人と人お互いが思いを寄せることが宝だと思う。
みんなよい子に育っています。


以上が先生の文でした。

卒業式って、自分のことを思い返すと、小中学校は自分の卒業より、上級生を送るために何度も式の練習をしたことばかり思い出します。
今どきはあるのか、ないのかわかりませんが、「送辞」は完全に暗記するまで練習したことを覚えています。

高校の卒業式は覚えていて、すべて終わったあと教室にクラス全員残っていろいろな想い出を語らいました。
誰が音楽室から持ってきたのか、レコード・プレイヤーが運び込まれ、三年間の学生時代に皆が聞いていた曲のレコードが次々と掛けられていました。
クラス委員長がギターを持ってきて、そのあと皆で歌を歌ったのも覚えています。
なんの曲を歌ったんだろうか・・。

という私の記憶を掘り起こしたところで、今回の南先生の文章活字化作業は終了です。

 

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